今日は、灘崎文化センターに「灘崎歴史文化資料館」というものがあると知り、出かけてみました。
こちら、下津井沖で発見された、ナウマン象の骨の化石だそうです。
こちらは、「左古谷遺跡」で発掘された石器です。
こちら、「彦崎貝塚」から出土した動物の骨。
こちらは、魚の骨です。
昔の人が、何を食べていたのかが、よく分かる。
さて、以前、この彦崎貝塚で、現在の瀬戸内海では棲息しない、温暖な海に棲む魚「トウカイハマギギ」の耳石が、国内の貝塚で、初めて発見されたという報道があったのを覚えています。
また、同じく、温暖な海に棲む「ホンニベ」の耳石も発見され、これは、国内の貝塚では二例目ということ。
この二種の魚は、熱帯、亜熱帯の海に棲息をしている魚だそうで、当時、瀬戸内海が、かなり温暖だったことを示しているよう。
こちらも、彦崎貝塚から出土したもの。
人間の臼歯が、一つ、展示されています。
この彦崎貝塚からは、多くの縄文人の人骨も発見されているということ。
他に、25体の屈葬埋葬人骨も発見されているそう。
また、ドングリの貯蔵穴も、発見されているそうです。
こちらも、彦崎貝塚から。
丸いお椀のようなものは、「動物儀礼」と説明があります。
何かの儀式に、使ったものでしょうかね。
こちらには「福井洞窟」とあります。
こちらは「左古谷遺跡」から発掘された、古墳時代の須恵器だそう。
こちらは、室町時代の土師器です。
こちらも、室町時代の土師器。
こちらは、常山城跡から出土した瓦。
こちらも、常山城跡から出土をしたもの。
上は、瓦。下は、備前焼の欠片のようです。
こちらは、かつて、使われていた農機具です。
手前は、草を取るもので、奥は、鍬のようです。
どちらも、馬や牛に引かせて、使ったものでしょう。
こちらは、右が「糸車」。
その隣にあるのは、何でしょう。確認をし忘れました。
「タゴ」って、何でしょうね。やはり、水を汲むのに使うものでしょうかね。
奥にあるのは「フイゴ」ですかね。
こちら、「水がめ」です。
こちらは、昔の「冷蔵庫」です。
確か、上の蓋のところに氷を入れ、下を冷やす仕組みじゃなかったですかね。
「コンロ」「製麺器」とありますね。
「水筒」「まくら」「弁当箱」「釜上具」とあります。
こちらにも、色々と。
なかなか、興味深い。
色々と、面白いものが、たくさんあります。
また、周囲の壁には、彦崎貝塚を始め、様々なものの説明がありましたが、また、改めて、見に行かないと。
こちらは、資料館の入口前にあった瓢箪です。
灘崎と言えば、瓢箪が有名だというのは、話に聞いたことがあります。
今は、老朽化で解体されてしまった玉野市の文化センターにも、このような歴史資料を集めた部屋があったのですが、玉野市文化センターの場合は、その部屋に入るには、確か、どこかで、許可を貰わなければならなかったのを覚えている。
文化センターが解体された後、その資料たちは、どこに保管をされているのでしょう。
再び、展示をするための施設を作るのは、玉野市の経済状況では、なかなか、無理があるようで、残念です。