さて、古いパソコンにlinuxの「ZorinOS」を入れて、遊んで見ているのですが、linuxのセキュリティーについて、YouTubeでの解説動画があったので、それを見ていると、linuxのアンチウイルスソフトとして、唯一の無料ソフトと言える「ClamAV」というものがあり、そのインストール方法を解説していたので、早速、実行してみる。
ホームページを開き、最も、日付の新しい、最新のものをダウンロード。
しかし、linux用のアンチウイルスソフトが、四種類ほどあり、どれをダウンロードすれば良いのか、僕の知識レベルでは、よく分からない。
取りあえず、一番上にあるものをダウンロード。
そして、インストールをする訳ですが、ここは、linuxの醍醐味である、「ターミナル」から「コマンド」を使うことによって、インストール。
何とか、インストールをすることは出来たようなのですが、なぜか、ZorinOSが、それを認識していないよう。
無理矢理、ClamAVを開いてみようと思ったのですが、開くことが出来ない。
これは、そもそも、インストールが、上手く、出来ていないのだろうと思うのですが、何がいけないのか、僕の知識レベルでは、どうも、よく分からない。
このYouTubeの動画は、linuxの中でも「Ubuntu」という種類の解説だったので、「ZorinOS」では、また、違うのかと思い、「ZorinOS」でのアンチウイルスソフトに関するものを検索してみると、「ZorinOSを提供しているところに、アンチウイルスソフトについて問い合わせをしてみた」というページがあったので、読んで見る。
そして、問い合わせのメールで来た返事には、このように書いてあったということ。
「ZorinOSでは、アンチウイルスソフトは、基本的に、必要ありません。しかし、それでは不安だという人は、『Clamtk』をインストールして使用して下さい」と書かれてあったということ。
「ClamAV」と「Clamtk」と、何か違うのかな、と、思いつつ、早速、そのページの説明に従って、インストール。
すると、ちゃんと、インストールを完了し、使えるようになりました。
やはり、マウスをクリックではなく、ターミナルからコマンドを使用してパソコンを使うというのは、なかなか、新鮮な感じです。
もちろん、今のlinuxは、マウスをクリックすることで使用することも、十分に可能。
さて、このパソコンの「OS」というもの。
現在では、「Windows」、そして、「MacOS」が、パソコンのOSのシェアの大部分を占めていて、「linux」は、ごく僅か。
そして、もう一つ、日本で開発されたOS「TORON」というものがあるんですよね。
開発をしたのは日本人で、開発されたのは、1980年代の半ば。
ネットで、この「TORON」について調べてみたのですが、やはり、僕のレベルでは、何が何だか、さっぱりと分からない。
そこで、以前、偶然に見た、この「TORON」についての動画から、記憶に基づいて話してみます。
そもそも、この「TORON」というもの。
将来的に、社会のあらゆる場所に、コンピューターは入り込んで来るだろうという前提で、そのOSとして開発をされたもの。
もちろん、誰もが、無料で使うことが出来るオープンソースになっている。
基本的には「組み込み」用のコンピューターで使うためのOSとして開発されたものなのですが、もちろん、コンピューターの一つである「パソコン」で使用するためのOSである「BTORON」もまた、同時に開発をされることになる。
この「BTORN」は、「誰もが、簡単に、パソコンを使うことが出来るように」というコンセプトで開発されたものだそう。
そして、この「BTORN」は、かなり好評だったようで、日本の各パソコンメーカーが、自社のパソコンに、この「BTORON」を搭載することを決定し、学校教育で使うパソコンでも、この「BTRON」を使うことが決まっていたそうです。
しかし、ここで、アメリカから、文句がついた。
この「BTORN」を搭載したパソコンは、独占禁止法違反の可能性があり、制裁の対象にするという話。
この話を聞いたパソコンメーカーは、一斉に、「BTORN」の搭載を取りやめ、学校教育で使うという話も白紙になってしまった。
最終的に、制裁は回避されたようですが、再び、この「BTORN」を、パソコンに搭載しようという話は、起こらなかったよう。
もし、この時、日本のパソコンメーカーが、「BTORON」の搭載を決定していたら、パソコンの「OS」の世界は、どうなっていたのでしょうね。
この「BTORON」が「Windows」に先駆けて、世界を席巻することになっていたのか。
それとも、携帯電話のように、日本独自の、いわゆる「ガラパゴス化」になっていたのか。