こちら、昨日、早島の弁財天で撮ったもの。

 

田んぼは、今、どこも稲が生長し、良い緑になっています。

 

最近、「米不足」についてのニュースが、しきりと、報道されているようですね。

米の値段が、かなり上昇しているという話。

更に、スーパーなどでは、お米を店頭に置いていないというところも。

 

なぜ、「米不足」に陥っているのか。

 

一つは、昨年、米の出来が、あまり良くなかったということ。

一つは、外国人観光客の増加と、その外国人観光客に、日本のお米が人気だということ。つまり、外国人のお米の消費が増えている。

一つは、そもそも、今の時期は、新米の出回る少し前ということで、在庫の少ない時期だということ。そのため、お米の問屋のようなところが、お米の出し惜しみをしているということのよう。

一つは、先日、発表された「南海地震」の警戒の発表により、人々が、買いだめに走ったということ。

 

つまり、今は、様々な要因が重なって、一時的な「米不足」になっているのだが、在庫は、十分にあるし、今年のお米は、不作という訳ではないので、供給に問題は無いので、安心をして欲しいと、政府は言っているという話。

 

しかし、恐らく、この「米不足」は、近いうちに、毎年、起こることになるのではないですかね。

恐らく、今、多くの米を作っている農家では、高齢化が進み、更に、その跡を継ぐ人が居ない。

もう後、10年、20年もすれば、この早島、そして、児島湾の干拓地に広がる農地は、休耕田ばかりになるのではないかと想像するところです。

 

これまでは、「米余り」ということで「減反」政策が、長く、進められて来たようですが、結局、これは、日本の食糧の自給率の低下に直結をすることではないですかね。

今は、日本の「酪農」もまた、危機的状況に陥っているという話。

「余っているから、生産を減らせ」

「足りないから、生産を増やせ」

これだけでは、農政とは言えないですよね。