月刊「コロコロコミック」で人気だった「ゲームセンターあらし」は、テレビアニメにもなったんですよね。
主題歌は、今でも、よく覚えています。
そして、同時期に、同じ、月刊「コロコロコミック」で連載されていた「あさりちゃん」もまた、アニメになり、放送されていたんですよね。
この「あさりちゃん」も、大好きな漫画で、当時、「コロコロコミック」で連載されていたものを読むのと同時に、単行本も、何冊か、買って、読んでいました。
何年か前に、この「あさりちゃん」の第100巻が発売されたという記事を見て、「まだ、連載が続いていたのか」と驚きました。
ネットで調べてみると、2014年まで、連載が続いていたそうですね。
様々な雑誌で、足かけ36年も、連載が続いていたということ。
それだけ、人気があったということですよね。
この「あさりちゃん」は、僕が読んでいた頃は、「サザエさん」や、後の「ちびまる子ちゃん」と同じく、浜野一家を主人公にして、日常の中の様々な出来事をコミカルに描いたギャグ漫画ということになる。
しかし、ウィキペディアを見ると、長期に渡る連載の中で、異世界やファンタジー、SF的な物語も描かれたそうですね。
なかなか、面白そう。
また、高校生になったあさりちゃんのお話(「ハイスクールあさりちゃん」)や、大人になり、保育士をしているあさりちゃん(「カリスマ保育士あさりちゃん」)のエピソードなども描かれているとか。
ぜひ、読んでみたいところでもある。
さて、この「あさりちゃん」は、かつて、アニメになりましたが、個人的には「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」と同じテイストを持った漫画なので、長く続いても良かったのではないかと、ずっと、思っていたのですが、そうはならなかった。
今回、改めて、ウィキペディアを読んで見ると、この「あさりちゃん」のアニメ化には、当時、非常に、大きな問題があったそうですね。
実は、この「あさりちゃん」のアニメには、作者の室山まゆみさんは、非常に、不本意だったということ。
原作漫画に登場しないキャラクターの乱立。
全く、関係のないエピソードのつなぎ合わせ。
などなど。
作者の室山さんは、度々、抗議をしたのですが、受け入れられなかったということ。
そもそも、まともに、話も聞いてもらえなかったそう。
そして、この「あさりちゃん」の裏番組として放送が始まったのが、「ゲームセンターあらし」のアニメだったそう。
そのため、「あさりちゃん」は、「コロコロコミック」の連載を降板することになったそうです。
酷い話ですよね。
作者が激怒をして、「もう、アニメ化はしない」と語ったそうですが、当然でしょう。
あの「セクシー田中さん」の実写ドラマが、原作者が亡くなったことで、大問題になりましたが、原作者に不本意な改変は、昔から、当たり前のように行われていたということです。
「セクシー田中さん」は、素晴らしく、良いドラマでしたが、この問題で、もう、見ることは出来ないのかもと思うと、残念です。