雑誌「ニュートン」の今月号には、地球外の生命に関する話も「宇宙の謎」として、少し、紹介されていました。
果たして、この地球以外にも、生命は、存在するのか。
地球に、生命が存在をしている以上、他の、どこかの惑星に、生命が居ないと考えるのは不自然でしょう。
地球と似たような環境があれば、地球と同じように生命が誕生する可能性は、十分にある。
現在、ハワイ・マウナケア山頂域に「30メートル望遠鏡」を建設する計画が進んでいるそうです。
この望遠鏡では、系外惑星の大気成分まで分析することが出来るそうで、生命が存在する兆候を捉えることが出来る観測装置も搭載される予定だということ。
何とも、凄い。
そして、「生命」が存在するのは可能性が高いとしても、その中に「知的生命」が存在するのかどうか。
これが、大きな問題ですよね。
地球の人類と同じような「知的生命」が、どこかの、他の惑星に存在をしているのかどうか。
さて、記事の中に、面白い話が、一つ。
20世紀後半頃から、「電波天文学」というものが本格的に始まると、この「電波」によって、地球外の知的生命を探そうという計画も、色々と、あるそうです。
それは、「SETI」(地球外生命探査)と呼ばれるもの。
その中で、最も、有力と思われるシグナルが、一つ。
それは「Wow!シグナル」と呼ばれるもの。
1977年8月15日、アメリカのオハイオ州立大学の電波望遠鏡で行われていた「SETI」実験で、22時15分30秒から、16分34秒にかけての72秒間の間、通常の電波ノイズの30倍もの強さの電波が観測されたそうです。
電波の来た方角は、「いて座Χ星」という5等星の、2.5度ほど、南の方向。
このデーターを分析した人が、思わず「Wow!」と、その紙に書き込んだことから、「Wow!シグナル」と呼ばれているそうです。
果たして、この強力な電波を、地球に向けて発信したのは、知的生命なのでしょうか。
しかし、その後、このような電波は観測されていないそうで、この一度だけでは、何とも、断定をすることは出来ないということのようです。
さて、地球外の知的生命と、地球人類との接触を描いたSF物語は、たくさん、ありますよね。
それは、リアルな感じの物語から、ファンタジーのようなもの、ギャグのような荒唐無稽なもの、などなど、色々なものがあるのでしょう。
しかし、僕は、この手のものを、本で読んだとか、映画で見たといった記憶が、ほぼ、無いんですよね。
好きとか、嫌いとかではなく、単に、あまり、関心が無かったということです。
しかし、かつて、見た中で、一つ、とても面白かった記憶があるのが「V」という、アメリカのドラマです。
僕が見たのは、高校生の頃ではなかったですかね。
ネットで調べてみると、この「V」が、アメリカで放送されたのは、1983年ということ。
記憶とネットの情報に基づいて、少し、紹介します。
ある時、地球の上空に、巨大の宇宙船が現れます。
当然、地球の人々は、その巨大な宇宙船に驚愕をする訳ですが、その宇宙船に乗っていた宇宙人は、何と、地球の人間と、うり二つ。
彼らは、「ビジター」と呼ばれることになる。
この「ビジター」は、とても友好的で、彼らの星が、環境破壊によって住めなくなってしまったので、地球人と友好関係を結び、平和的に、互いに協力をしながら、ここで生活をさせて欲しいと、地球人に申し入れる。
地球の人たちは、その「ビジター」が、人間と同じ見た目をしていて、しかも、優れた科学力を持ち、とても友好的で、地球人にとっても、「ビジター」との生活は、利益があると考え始め、多くの人たちが、「ビジター」を受け入れることに賛成をする。
そして、地球で、「ビジター」と人間との社会での生活が始まる。
このドラマの主人公、「マイク・ドノバン」は、テレビ局でカメラマンの仕事をしている。
ドノバンは、仕事で、この「ビジター」の宇宙船に乗り込むことになるのだが、そこで、衝撃の事実を知る。
この「ビジター」の、人間とうり二つの外観は、実は、作られたもので、実際は、爬虫類型の宇宙人だった。
しかも、「ビジター」は、最終的に、地球を支配し、人間を、自分たちの食糧にしようと目論んでいた。
ドノバンは、「ビジター」の正体を、地球の人たちに知らせようと奔走するが、「ビジター」に先手を打たれて、ことごとく失敗に終わる。
ドノバンの他にも、「ビジター」の正体に気がつく人たちが現れ始め、彼らは、「ビジター」に対抗するためのレジスタンスを結成し、「ビジター」に戦いを挑む。
この「V」は、2時間ドラマで、5回。
最初の2回は、とても、ドラマ的で、ドノバンたちと「ビジター」との、虚実入り交じった駆け引きが、とても面白かった記憶がある。
残りの3回は、ドラマ的な駆け引きよりも、ドノバンたち「レジスタンス」と、「ビジター」との戦い、アクションシーンが見所だった記憶があります。
また、機会があれば、見てみたいところです。