川崎のぼるさんの代表作の一つは、やはり「巨人の星」ということになるのでしょうかね。
しかし、この「巨人の星」は、作画をした川崎のぼるさんよりも、原作の梶原一騎さんの作品として、有名なのかも知れない。
個人的に、漫画の方は、未読。
しかし、テレビアニメは、子供の頃に、何度も、再放送で見たので、よく覚えている。
僕が子供の頃、夕方の5時から6時までの時間は、アニメやドラマの再放送の枠だった。
有名な人気アニメや人気ドラマは、何度も、再放送され、何度も見ました。
当時は、ネットも無く、ビデオも無い時代。
ドラマやアニメを、また見たいと思えば、再放送を待つしかなかった。
しかし、今では、ネットで、何でも、好きな時に、好きなものを見ることが出来る。
果たして、それが、良いことなのかどうか。
この「巨人の星」は、いわゆる「スポ根」ものの代名詞ですよね。
努力と根性で、過酷な練習、シゴキに耐え、主人公は、成長をして行く。
主人公、星飛雄馬は、子供の頃から、父、星一徹の課する、厳しい練習に耐え、投手として、成長をして行くことになる。
あの「大リーグボール養成ギブス」は、よく、真似をして遊びました。
さて、子供の頃から、過酷な練習に耐えて来た飛雄馬は、剛速球投手として成長をする訳ですが、青雲高校に進学をした頃から、仲間、ライバルが登場して来る。
伴宙太、花形満、左門豊作などなど。
そして、飛雄馬は、目標であった巨人に入団。
花形は、阪神。左門豊作は、大洋。
後に、父、星一徹は、中日のコーチとなり、飛雄馬と敵対することになる。
そして、伴宙太もまた、中日で、飛雄馬と対決をすることに。
さて、単なる、剛速球だけでは通用しなくなった飛雄馬は、魔球を編み出すことになる。
有名な「大リーグボール1号」「大リーグボール2号」「大リーグボール3号」。
この「大リーグボール」を投げる真似も、子供の頃、よく、やりました。
「大リーグボール1号」は、打者のバットをめがけて、ボールを投げ込む。
つまり、打者の意思に関係なく、ボールを凡打にして、アウトにするというもの。
阪神の花形は、この「大リーグボール1号」を、無理矢理、ホームランにするため、身体を壊してしまうんですよね。
しかし、その後、この「大リーグボール1号」は、あっけなく、破られることになる。
打者のバットをめがけてボールを投げるということは、打者が、バットを振れば、そこにボールが来るということ。
つまり、「大リーグボール1号」は、この原理に気がついたことで、あっけなく、打たれることに。
「大リーグボール2号」は、消える魔球です。
ホームベースの上で、ボールが消える。
なぜ、ボールが消えるのか。
この原理に気がついた時、ボールは消えなくなり、「大リーグボール2号」は、打たれるんですよね。
そして、「大リーグボール3号」。
この「大リーグボール3号」は、ボールが、打者のバットをよけるというもの。
そして、この「大リーグボール3号」は、投げるたびに、飛雄馬の身体に、大きな負担がかかる。
そして、結果、飛雄馬は、投手としてボールが投げられなくなり、「巨人の星」は、完結するんですよね。
そして、この「大リーグボール3号」を、最後に、打ったのは、伴宙太。
この伴宙太もまた、「大リーグボール3号」を打つために、過酷な練習で、身体を壊してしまうことに。
さて、この「大リーグボール1号」「2号」「3号」の原理を見破り、飛雄馬の魔球を破ったのは、全て、中日のコーチとなった、父、星一徹です。
この「巨人の星」には、全編を通して、父と子の戦いが描かれているとも言える。
もっとも、父、星一徹が、息子、飛雄馬に、厳しくするのは、飛雄馬の成長を促すため。
しかし、今の世の中、星一徹のような人間は、「体罰」「虐待」といって、世間の非難を浴び、通用しないでしょう。
さて、昔、実際のプロ野球を舞台にした漫画、アニメなど、大抵、主人公は、巨人の選手でしたよね。
やはり、かつて、プロ野球と言えば「巨人」の人気が、断トツ。
さて、その中で、個人的に、好きだった漫画が、一つ。
それが、こちら。
この「リトル巨人くん」ですが、何と、小学生の子供たちが、プロ野球のチームに入って、大活躍をするというもの。
主人公の、滝巨人(たき・きょと)くんは、巨人に入団し、エースピッチャーとして活躍をする。
全編を読んだ訳ではないですが、とても面白かった記憶がある。
また、読んでみたいところです。