児島湾にかかる児島湾大橋の上から、東を見ると、小さな島が見えます。
「高島」という島です。
こちら、新岡山港の東から見た高島。
新岡山港の桟橋近くから見た高島の左側。
こちらは、「北山」という山で、標高、約20メートル。
こちら、右側です。
こちらには、「岩盤山」(約30メートル)と「天狗山」(約23メートル)の二つがあるそう。
ちなみに、こちら、フェリー乗り場です。
小豆島行き。
子供の頃、祖父と、時々、小豆島のお寺に、お参りに行っていたんですよね。
もう、長いこと、小豆島には行っていない。
さて、高島の岩盤山の山頂には、巨岩郡があり、祭祀の遺跡が発見されているそう。
古くから、信仰の対象の島だったのでしょう。
「古事記」「日本書紀」に登場する、神武天皇が東征の途中に営んだ行宮の「高島宮」に比定されているそう。
島の南には、「高島神社」が存在し、神武天皇が祭られている。
江戸時代には、藩主の池田家の祈願寺の松林寺があったそう。
また、藩主が来た時に休息をするための茶亭もあったそう。
明治6年に、岡山藩士だった「嵐濱夫」という人物が、池田家から、この高島を与えられたそうです。
以後、三代にわたり、嵐家の人が、高島に住んでいましたが、昭和51年に沖元に居を移し、以来、無人島になっている。
現在、高島は、大部分が「同和鉱業」の所有で、一部を、嵐家が所有、一部が神社の社領だそう。
かつては、多くの桜の木が植えられ、「桜の名所」として、多くの人が、花見に訪れていたそうです。
また、夏には、海水浴や、潮干狩りに来る人も多く、その人たちを相手に商売をする売店も存在していたそう。
しかし、今では、島への上陸は、制限をされているそうです。
こちら、東岸の風景。
東岸から、高島を見る。
こちら、百間川河口方面。
カナブンを発見しました。
今、昆虫も、数を減らしているということ。
環境の激変と、人間による活動が理由でしょう。