栃木県那須町で男女の遺体が見つかった事件。

昨日の報道では、かつて、有名なドラマにも出演していた元子役の人が逮捕をされたということでネットで話題になっていたようですね。

何で、役者の仕事を続けることなく、このような、悪の道に入ってしまったのでしょう。

色々と事情があるのでしょうが、同情は出来ないですよね。

 

さて、この事件。

解決の発端になったのは、加害者の関係者の一人が、自首をしたことでしたよね。

確か、「死体の処分を頼まれた」ということで、出頭をしたはず。

色々と報道を見ていると、どうも、かなり、多くの人が、この事件には関わっているようですね。

これまでに逮捕された人たちは、全て、「他の人に指示をされた」と言っているようで、張本人には、たどり着かない様子。

余程、大がかりな組織的事件ということになるのかも。

 

さて、「死体の処分を頼まれた」ということで、思い出すのが、桐野夏生さんの小説「OUT」です。

この「OUT」は、テレビドラマや、映画にもなり、とても面白かった。

 

 

主人公は、香取雅子という主婦。

深夜に、弁当工場でパートをしている。

雅子のパート仲間であるヨシエ、邦子、弥生。

彼女たち四人は、それぞれ、家庭に、生活に、大きな問題を抱えている。

そして、弥生が、ついに、暴力夫を殺害。

仲間の中心である雅子に、「夫を殺してしまった」と相談する。

雅子は、ヨシエ、邦子と一緒に、家の風呂場で、弥生の夫の身体を解体し、処分をすることで、事件を隠蔽することにする。

バラバラにした遺体は、それぞれ、手分けをして、誰にもバレないように捨てることにするのですが、ある男に、その経緯を知られることになるんですよね。

そして、その男から「黙っておいて欲しければ、仕事を手伝え」と言われ、邦子の夫と同様に、遺体を、風呂場で解体し、処分をする仕事を、強制的に、請け負わされることになる。

 

僕が、最初に見たのは、ドラマでした。

とても、面白かったです。

主役の香取雅子を演じたのは、田中美佐子さん。

飯島直子さんが、田中美佐子さんと親しくしている刑事の役をしていましたが、これは、ドラマのオリジナルキャラクターだと思います。

 

 

そして、映画版。

こちらは、主役の香取雅子を演じたのは、原田美枝子さん。

間寛平さんが、怖い男の役をしていたのが、印象に残っています。

 

 

今、同じ、桐野夏生さん原作のドラマ「燕は戻って来ない」が始まったばかり。

どうも、代理出産がテーマのドラマのようですが、面白いかどうか。

期待をしています。