テレビアニメ「未来少年コナン」と共に、大好きなアニメが、映画「オネアミスの翼」です。
今では「王立宇宙軍」と言った方が良いのかも知れない。
舞台は、地球によく似た、ある星にある世界。
文明的には、今の地球よりも、少し、時代を遡った感じ。
その星には、一つの大きな大陸があり、その大陸には「王国」と「共和国」が存在していた。
王国には、「宇宙軍」と呼ばれる組織があった。
名前の通り、「宇宙」を目指して活動をしている組織なのだが、宇宙への道は、まだ遠く、誰も、真面目に活動をしていない、いわば「落ちこぼれ」の集団。
周囲の人たちからも、馬鹿にされている。
主人公は、その宇宙軍に所属している「シロツグ・ラーダット」という人物。
当然、このシロツグもまた、やる気の無い、落ちこぼれの一人。
しかし、このシロツグは、ある日、街の中で、ある宗教のチラシを配っている少女「リイクニ・ノンデライコ」に出会う。
リイクニに好意を持ったシロツグは、宗教にかこつけて、リイクニの住む家を訪ねる。
リイクニは、宗教活動に熱心で、世間のことは、何も知らない。
シロツグが「宇宙軍」に所属をし、「宇宙」を目指しているという話を聞き、「素晴らしいお仕事ですね」と感動する。
リイクニの言葉に、俄然、やる気を出したシロツグ。
そして、何と、有人宇宙飛行を目指す、最初の宇宙飛行士に志願をしてしまった。
さて、この「宇宙軍」、そして、シロツグは、どうなって行くのか。
この「オネアミスの翼・王立宇宙軍」の見所は、なんと言っても、その「世界観」の「リアルさ」でしょう。
そして、その映像の緻密さ。
初めて、この「オネアミスの翼」を見た時に、その映像表現の素晴らしさと、世界観のリアルさに圧倒されました。
それから、ずっと、大好きな映画。
この映画を監督したのは、山賀博之という人物。
脚本もまた、山賀さんが書いているのですが、何と、この時、24歳という若さ。
信じられません。
さて、この「オネアミスの翼」には、小説版もあります。
内容は、少し、異なりますが、小説は、小説で、また、面白い。
そして、この映画の音楽監督を務めたのが「坂本龍一」です。
当然、オリジナルサウンドトラックもまた、素晴らしいもの。
ネットで調べて見ると、どうも、上の「オリジナルサウンドトラック」は、坂本龍一さんが作曲をした、下の「イメージスケッチ」と呼ばれる曲を元にして作られたよう。
どちらも、とても良いアルバムです。