少し前に、「未来少年コナン」が舞台になるというネットの記事を見ました。
果たして、この「未来少年コナン」を、舞台にして、面白いのかな、と、言う疑問が。
物語は、脚本の良し悪しで、面白くも、つまらなくもなるのでしょうが、この「未来少年コナン」の大きな魅力は、主人公、コナンの超人的な身体能力によるアクションと、登場する個性的なメカたち。
これは、舞台で表現をすることは不可能でしょう。
この「未来少年コナン」は、宮崎駿監督の作品として有名。
個人的に、これまで見たテレビアニメーションの中で、最も、好きな作品です。
世界大戦で、「超磁力兵器」が使用されたことにより、地球の大陸の、ほぼ、全てが、海の底に沈んだ。
人類の中には、ロケットに乗り、宇宙に脱出をしようとした者たちも居たが、その中の、一つのロケットは、地球脱出に失敗し、小さな島に落下。
戦後、その島で、少年、「コナン」が生まれることになる。
島と海。大自然の中で育ったコナン。
その頃、その小さな島「のこされ島」には、コナンと、祖父の「おじい」の二人だけが生き残っていた。
そこにある日、一人の少女「ラナ」が、どこからか流れ着き、砂浜に打ち上げられる。
コナンは、ラナと出会い、そこから、物語は、始まることになる。
この「未来少年コナン」の物語の中心にあるのは、かつて、世界を動かしていた「太陽エネルギー」の復活です。
この「太陽エレルギー」の復活の鍵を握るのが、「ラオ博士」という人物。
「のこされ島」に流れ着いたラナという少女は、このラオ博士の娘。
「太陽エネルギー」を復活させ、世界を支配しようと企む「インダストリア」の「レプカ」という男が、部下の「モンスリー」に命じて、ラナを拉致したのだが、逃げ出した後、「のこされ島」に流れ着いたのだった。
この「インダストリア」は、かつて、大陸だった一部。
そこには、「三角塔」という建物があり、そこが、インダストリアの中枢。
インダストリアのレプカが、なぜ「太陽エネルギー」の復活を目指すのか。
それは、その「太陽エネルギー」を使って、巨大な戦略爆撃機「ギガント」を復活されるため。
この「ギガント」一機で、世界を支配することが出来るほどの強力な兵器。
そして、「ギガント」は、一度、空に飛び立てば、自ら、太陽エネルギーを吸収し、半永久的に、飛び続けることが出来る。
物語のクライマックスは、この、復活をした「ギガント」に乗り込み、空の上で繰り広げられる、コナンとレプカの戦い。
巨大な翼の上を走るコナンの動きは、風の抵抗と、重力が、見事に表現された名シーンだと、個人的には思っている。
宮崎駿さんのアニメのキャラクターは、なぜ、あのように、「躍動感」に満ちているのか。
このキャラクターの「躍動感」は、宮崎アニメの特徴であり、大きな魅力ですよね。
この二冊は、高校生の頃に買って、今でも、持っています。
「ロマンアルバム」は、「未来少年コナン」について、様々な資料が掲載されていて、物語を、詳しく知るには、良い本です。
こちら、「未来少年コナン」に登場する「ギガント」の模型です。
巨大な翼が、特徴的。
こちらは、モンスリーの乗る「ファルコ」という飛行機。
この「ファルコ」も、好きなんですよね。
ちなみに、こちらは、バラクーダ号の艦長である「ダイス」が使用する「ロボノイド」です。
この「ロボノイド」も大好き。
コミカルで、面白いんですよね。