雑誌「JWings」を、久しぶりに購入。
興味があったのは「世界の戦闘機・新時代」という記事。
今、世界各国で、どのような最新戦闘機が使われ、開発が進んでいるのか。
なかなか、興味深いもの。
今、最新の戦闘機は「第5世代戦闘機」と呼ばれるもの。
この「第五世代戦闘機」の特徴は、高い「ステルス」性能と、「データリンク」による戦闘が可能なもの。
その代表が、今、アメリカを始め、西側各国で採用が進んでいる「F35ライトニングⅡ」戦闘機です。
そして、この「第五世代」戦闘機の開発に成功しているのは、他には、中国とロシアだけ。
中国の「第五世代」戦闘機は、「J20」です。
中国は、今、この「J20」の生産、配備を、急速に、進めているそうです。
更に、性能も、次第に、向上させているという話。
そして、中国が、もう一機、開発を進めているのが「J31」です。
それが、こちら。
この「J31」は、西側の「F35」に対抗する戦闘機として、開発が進められているようです。
そして、ロシア。
以前、「T50」という名称で、試作機が公開された時、どのようになるのかと思っていましたが、すでに「Su57フェロン」として、実戦配備が行われているそうですね。
今、ロシアは、ウクライナで戦争をしていますが、どうも、ウクライナでの実戦には、参加をしていないようです。
そして、この「Su57フェロン」の廉価版として、海外輸出を目指す「Su75チェックメイト」という戦闘機の開発も進められているようですが、ウクライナでの戦争の影響で、開発は、遅れているということ。
さて、これら「第五世代」戦闘機が、その「データリンク」を利用して、どのような戦闘をするのか。
それに関しても、記事がありました。
そもそも「戦闘機」というもの。
元々は、その「機体」の性能と、その戦闘機に乗る「パイロット」の技量が、大きく、ものを言う空中戦を行っていました。
そして、第二次世界大戦では、「無線」の発達によって、それぞれの機体が、相互に連絡を取ることが出来るようになり「編隊」による集団で、敵と戦うということが出来るようになります。
そして、今、高度に発達をした「ネットワーク」通信によって、それぞれの機体の情報を一体化させ、それを、高度に発達をした「コンピューター」で、情報を、適格に処理し、分析し、最適な情報を、パイロットに提供することが出来るようになった。
つまり、複数の戦闘機が、まさに「一体化」をして、有機的に結びつき、敵と戦闘をすることが出来るようになったということ。
これは、戦闘機だけに限ったことではなく、例えば、早期警戒機や、海上のイージス艦などとも「データリンク」を行うことが出来る。
つまり、今、戦闘は、戦闘機個々のものではなくなり、全ての戦力が、一体として、最も、有効な打撃を、敵に与えることが出来る。
これが、今、最新の戦闘機が行う戦闘の実情だということの。
つまり、機体個々の性能や、パイロット個人の技量は、あまり大きな問題ではない。
と、言っては、語弊がありますが、相対的に、そうだということ。
さて、今、この「第五世代」戦闘機の配備が進んでいますが、その後を見据えて、更に、新しい戦闘機の開発も進められています。
日本、イギリス、イタリアによる共同開発が、そう。
フランス、ドイツ、スペインでも、共同開発が進められているそう。
当然、アメリカでも、開発が、進められている。
一体、どのような戦闘機になるのか。