日本が、戦闘機「F2」の後継機の開発を、イギリス、イタリアと共同で行うという話で、その共同開発をした戦闘機を、第三国に輸出することを容認するのかどうか、自民党と公明党との間で、もめていたようですが、今日の新聞記事では、この戦闘機のみ、容認するということで、話がまとまりそうということ。

日本は、戦後、武器の輸出はしないということになっていますが、次第に、なし崩し的に、この決まりは破られて行く。

しかし、今、かつての冷戦の時のように、大国の対立が激しくなり、実際に、戦争が行われる可能性が高まっている中で、仕方が無い話かとも思うところ。

 

さて、2016年、「先進技術実証機X2」と呼ばれる機体が、テスト飛行を来ないました。

それが、こちら。

 

 

そして、この「X2」に関する本。

 

 

この「X2」は、計画初期の段階では「心神」という愛称がつけられていて、航空機ファンとしては、どのようなものになるのか期待をしていたのですが、結局、この名前は使われなかった。

 

この「X2」は、「先進技術実証機」という名前の通り、「先進技術」のテストをするためのもの。

具体的には、「ステルス性」や、「推力偏向パドル」をつけた運動性など。

他にも、様々な国産の技術が、この「X2」に搭載されて、テストをされたそう。

日本が、次期戦闘機を開発する上での、様々なデーターが、この機体を、実際に、飛行させることで得られたということになるのでしょう。

 

この「X2」のテスト飛行の様子は、YouTubeでも動画が公開されているので、関心のある方は、そちらの方を見てみると良いでしょう。

岐阜基地で、2016年から、2017年にかけて、32回の試験飛行が行われたそうですね。

 

さて、もはや、この「戦闘機」というものを、一つの国が、単独で開発するというのは、かなり無理があるということのよう。

莫大な資金を投入し、様々な最新技術が詰め込まれ、まさに、様々な国が協力をしなければ、第一線で活躍をすることが出来る戦闘機の開発は出来ない。

 

個人的には、この小型で格好良い「X2」の機体が気に入っている。

小さな、金属模型でもあれば、欲しいところですが。