さて、個人的に、飛行機が好きなのですが、その中でも「水上機」というものが、特に、好きです。

戦前、戦中にかけて、日本軍は、様々な水上機を開発、運用している。

もちろん、試作だけに終わった機体もありますが、これは、他の国には、例の無い多さのよう。

 

 

 

 

さて、第二次世界大戦の頃まで、戦艦、巡洋艦といった大型艦には、偵察や弾着観測に使うために「水上機」が搭載されていました。

この水上機を撃ち出すための「カタパルト」があり、戻ってきた水上機を回収するための「クレーン」が設置されている。

 

個人的に大好きな「零式観測機」は、日本軍が採用した、最後の複葉機。

 

 

零式艦上戦闘機にフロートをつけて水上機にした「二式水上戦闘機」。

 

 

この「水上戦闘機」という専門の機体を開発したのは、日本だけのようですね。

それが、川西の「強風」です。

 

この「強風」を、陸上用に改造したのが局地戦闘機「紫電」であり、この「紫電」を元に開発されたのが「紫電改」となる。

 

また。潜水艦で、航空機を運用したのも、日本だけ。

それが、この「零式小型水上機」です。

 

1942年9月、潜水艦「伊25」から発艦したこの零式小型水上機が、アメリカ、オレゴン州の山林に焼夷弾を投下。

これが、歴史上、唯一、アメリカ本土が軍用機によって空襲を受けた例だそうです。

 

さて、この「水上機」の中でも、特に、好きなのが「飛行艇」です。

川西の「二式飛行艇」は、第二次世界大戦当時、世界最高レベルの性能を持った、まさに、傑作機でした。

 

 

 

 

 

この「飛行艇」は、その巨体を生かし、昔は、「旅客機」として使われていたこともあるそうです。

外国との定期航路もあったよう。

今も、日本では、この「二式飛行艇」の伝統を受け継ぎ、「US1」そして、「US2」という高性能の飛行艇が開発、運用されている。

この飛行艇の離水、着水の映像が、色々とYouTubeの動画にありますが、見ていると、感動。

一度、乗ってみたいものです。

 

この「飛行艇」のイメージは、宮崎駿監督の映画に登場する飛行機と共通しますよね。

大型で、ゆっくりと空を飛ぶ。

優雅なイメージも好きです。