アマゾンプライムで配信されて話題になった「仮面ライダーBLACKSUN」。

個人的には、とても面白かったと思うのですが、ネットでの感想を見ると、賛否両論、評価が、真っ二つに分かれていた印象ですね。

さて、この「仮面ライダーBLACKSUN」は、「仮面ライダーBLACK」を元にしているのだろうと思いますが、僕は、この「仮面ライダーBLACK」を見ていない。

恐らく、従来の「仮面ライダー」のファンからすれば、面白くなかったという評価になっていたのだろうと想像をするところ。

 

さて、この「仮面ライダーBLACK」ですが、原作者である石ノ森章太郎さんが漫画を描いている。

この漫画は、とても面白いのですが、恐らく、テレビで放送された「仮面ライダーBLACK」とは、全くの「別物」ということになるのでしょう。

 

 

 

そもそも、主人公の南光太郎が、バイクに乗らない。

これでは「ライダー」とは名乗れないし、そもそも、物語の中で、「仮面ライダー」と呼ばれるのは一度、少しだけバイクに乗ったシーンの時だけ。

また、偶然に出会ったテレビ番組のクルーと行動を共にして、世界中で、敵と戦うことになる。

そして、幼い頃から、兄弟同然に育った秋月信彦との戦い。

しかも、変身をした両者の姿は、瓜二つ。

さて、最後に勝ったのは、光太郎、信彦の、どちらなのか。

そして、人類の未来は、どうなるのか。

 

印象としては、やはり「仮面ライダー」というよりも「デビルマン」に近い。

「変身」をして姿を変え、特殊な能力を持って、同じ能力を持つ敵と戦い、人類の未来を背負うことになる。

 

この「変身」というもの。

日本の「ヒーロー」の特徴ですよね。

普段は、一般的な、普通の人間と、何ら、変わるところがない。

しかし、「変身」をすることによって、姿を変え、特別な能力が身体に備わることになる。

 

しかし、アメリカの「ヒーロー」は違いますよね。

アメリカの「ヒーロー」たちは、基本的には、最初から、特別な能力を身体の中に備えている。

そして、悪と戦う時に「変身」をするのは、あくまでも、自分の正体を隠すためで、「変身」の前と後で、その人、個人の能力に、何か、変化がある訳ではない。

 

この違いは、どこから来るのでしょうね。

日本とアメリカの「文化の違い」なのか。

それとも、他に、何か、理由があるのか。

 

やはり、僕は、日本で生まれ育ったせいか、普通の人間が「変身」によって、特別な能力を獲得するという設定の方に魅力を感じる。

アメリカの人が見ると、どう感じるのでしょうね。