原秀則さんの漫画「冬物語」。
当時、リアルタイムで、単行本を買って、読んでいたんですよね。
主人公は、森川光という受験生。
大学受験で、志望校は全滅。
最後に残った、滑り止めで受験をした「絶対に合格する」と思われていた大学にまで不合格で、同時に、当時、付き合っていた彼女にも振られてしまう。
失意の中、浪人生となった光は、予備校に申し込みに行くのですが、そこで、一人の女性に一目惚れをしてしまう。
その女性もまた浪人生で、その女性の後をついて行き、同じように予備校に申し込みをするのですが、何と、その女性が申し込んだのは東京大学を受験するコース。
当初、光は、その一目惚れをした女性、雨宮しおりと仲良くなろうと、一緒に、東大コースで勉強をする訳ですが、当然、レベルのについて行くことが出来るはずもない。
更に、雨宮しおりが東大を目指しているのは、同じ高校の一学年上の恋人である男性が、東大に通っているためと知り、雨宮しおりが自分に振り向いてはくれないことを知り、光は、私立大学のコースに移ることに。
光は、そこで、倉橋奈緒子という浪人生に出会うことに。
奈緒子は、慶応大学の医学部を目指していたのだが、それには、家庭の複雑な事情が。
奈緒子は、次第に、光に好意を持つようになる。
振り向いてくれない雨宮しおり、自分に好意を持ってくれている倉橋奈緒子。
その間で、何となく、揺れ動く、光の気持ち。
さて、恋の行方と、大学受験の行方は、如何に。
この漫画「冬物語」は、映画にもなったんですよね。
1989年公開ということ。
森川光を、山本陽一さん。
雨宮しおりを、水野真紀さん。
倉橋奈緒子を、宮崎ますみさんが演じている。
確か、水野真紀さんは、「東宝シンデレラ」で何かの賞を受賞し、芸能界デビュー間もない頃ではなかったですかね。
当時、僕は、邦画というものにあまり関心が無かったのと、雨宮しおりを水野真紀さんが演じるのが、どうも、イメージが合わず、映画は見てないんですよね。
僕が、この「冬物語」を読んでいたのは、高校生の頃。
なぜか、この「冬物語」を思い出すと、高校生の頃の記憶とリンクするんですよね。
もっとも、僕自身には、物語のような恋愛の経験は無かった訳ですが。