八浜地区に、このようなお地蔵さんがあります。
なぜ、お地蔵さんに、このような色が塗られているのか。
以前から、不思議に思っていましたが、最近、ようやく、その理由を知りました。
このような色の塗られたお地蔵さんは「化粧地蔵」と呼ばれるそうです。
かつて、この八浜地区の商人が、京都から持ち帰った風習が根付いたものとか。
毎年、お盆の時期の前に、子供たちが、お地蔵さんに色を塗る、つまり、お地蔵さんに「お化粧」をするようです。
こちらは、八浜中学校の北側にある信号近くのお地蔵さん。
少し、色が付けられています。
お地蔵さんの背後に「明治五年九月十二日、俗名、内田弥平」と書かれているようですが、どういう意味があるのでしょう。
このお地蔵さんを設置した日時と、設置をした人の名前なのでしょうかね。
ある本によれば、この「化粧地蔵」は、児島半島の東部で見られる風習だということのようですが、この、二つのお地蔵さん以外、見かけた記憶が無い。
いつも、注意をしてみているのですが、どこかに、まだ、あるのでしょうかね。