さて、裁判官を主人公にした漫画で、僕が好きなのは、「家栽の人」です。

作・毛利甚八、画・魚戸おさむ。

 

植物を、こよなく愛する家庭裁判所の裁判官、桑田判事が主人公。

一見、マイペースで、掴みどころの無い人物ですが、実は、優秀な裁判官。

しかし、出世コースに乗ることを拒否し、家庭裁判所で、少年事件や、家族の問題を扱っている。

優しさの中にも、厳しさを秘め、自分の確固とした信念を持つ。

この漫画を読んでいると、色々と、考えることも多いです。

 

 

もう、30年ほど前に、片岡鶴太郎さん主演で、連続ドラマになりましたよね。

そして、近年では、船越英一郎さん主演で、二時間ドラマが制作されている。

しかし、個人的には、桑田判事のイメージに、一番、近いと思うのは高橋一生さん。

ぜひ、高橋一生さん主演で、連続ドラマにしてもらいたいものですが。

 

さて、魚戸おさむさんの漫画に「はっぴーえんど」という作品があります。

これは、「自宅で、人生の最期を迎えたい」という人たちを支援する、在宅医療を行う医者が主人公。

北海道の函館が舞台で、これもまた、良い漫画です。

ちなみに、桑田判事を思わせる人物も、ちらりと登場しています。

 

 

そして、この「はっぴーえんど」は、一度、完結をしたのですが、新型コロナウイルスの流行を受け、この「コロナ禍」の中での、終末在宅医療を描いた特別編が、刊行されました。

 

 

自分の家で、自分の最期を迎えたいと思う人は、多いのではないでしょうかね。

しかし、今は、結婚をしない人も多く、自分の家に居ても、結局、一人だというのは、寂しいことなのかも。