半村良さんと言えば、様々なジャンルの作品を書いたことで有名。
そして、どのジャンルでも、高い評価を受けているよう。
まずは、伝奇小説。
個人的には、伝奇小説には、あまり、興味が無いので、読んだことが無い。
しかし、そのうちに、読んでみたいと思う作品も、いくつか。
そして、代表作と言えるのが、「妖星伝」ということになるのではないでしょうか。
これもまた、いつか読みたいと思っている作品ですが、なかなか、長い作品なので、手が出ない。
また、夜の街で働く人たちを主題にした小説も多いよう。
直木賞を受賞した「雨宿り」も、そうでしょう。
個人的には、「雨物語」も、面白かった。
さて、僕が、半村良さんの作品を読むようになったのは、やはりSF小説。
中でも、面白かったのは、「岬一郎の抵抗」。
超能力者が、実社会に登場すれば、どうなるのか。
岬一郎の戦いの物語。
そして、半村良さんの作品の中で、最も、好きな作品が「太陽の世界」。
ムー大陸の歴史を、全88巻で描く予定だったそうですが、残念ながら、未完となってしまいました。
もう一つ、大好きな作品が「能登怪異譚」。
能登を舞台にした、不思議なお話の短編集。
そして、半村良さんは、時代小説もまた、有名なんですよね。
その中で、そのうちに、読んでみたいと思っているもの。
これほど、多彩なジャンルで、評価の高い、人気作品を書いた人は、あまり、居ないのではないかと思います。
「太陽の世界」が、未完になってしまったのは、何とも、惜しいところ。
完結まで、読みたかったです。