三井造船、玉野工場で、進水した「もがみ」型護衛艦の二番艦「くまの」。
三井造船の名前で建造された、最後の護衛艦ということになるのでしょう。
道路から見た風景。
一番艦である「もがみ」は、三菱長崎造船で建造されていましたが、エンジンの不具合で、二番艦の「くまの」よりも、進水が遅れてしまったということ。
この「くまの」型護衛艦は、海上自衛隊として、様々な新しい試みが取り入れられた護衛艦だそうです。
見た目からして、これまでの護衛艦とは、全然、違うものだということが分かりますが、それは、ハードな面だけではなく、様々な面に及んでいるよう。
この護衛艦「くまの」の建造は、三菱重工の下請けということになるそうです。
そして、防衛相関連の仕事は、三井造船から、三菱重工に譲渡することが決まったようなので、三井として建造をする護衛艦は、これが、最後ということになるのでしょう。
今後、同型艦が、この三井の工場で建造される予定もあるようですが、それは、三菱重工の仕事ということになる。
藤井海岸から、三井造船を方を見る。
左側に、大きな船が見えますが、恐らく、これが、三井造船で建造された、最後の船ということになるではないでしょうか。
三井は、商船の建造も、常石造船に委託をすることが決まったようで、もう、この工場では、商船は作らない。
玉野市を支えていた産業である「造船」を、失ってしまったということですよね。
残念なことです。