由加山の南にある児島田の口。

小さな港があり、そこに、狛犬と鳥居があります。

 

道を挟んで、海側には、狛犬が。

明治7年の文字があります。

 

やや、遠景。

 

田の口港、風景。

 

同じく。

かつて、四国讃岐国の金比羅山との「両参り」が盛んだった時の、由加山への山道の入口の一つが、この「田の口」だったそう。

「田の口」は「由加の口」が変化をした地名だそう。

 

東から、海沿いを通る道は、鳥居を過ぎたところで、直角に、北に曲がります。

その角には、大きな、石灯篭が。

 

金毘羅大権現、周防国小郡の文字があります。

 

鳥居から北に向かうのは、昔の由加山への山道でしょう。

鳥居をくぐって、すぐ、このような石碑が。

「由が」の文字と「小豆島」の文字は、読み取れますが、後の文字は、よく分からない。

 

南から見ると、「弘化3年」の文字があるような。

西暦1846年になるようです。

江戸時代の、ペリー来航の少し前ですよね。

 

参道風景。

 

 

 

 

参道には、由加山までの距離を示す石の標識が。

 

 

昔は、このような石が、由加山蓮台寺まで、ずっと、設置をされていたのでしょう。

今では、どれほど、残っているのか。

 

かつては、この児島田の口の他には、児島唐琴、児島下の町なども、由加山の門前町として栄えていたそうです。

やはり、相当数の参拝客が、一年と通して、訪れていたのでしょうね。