夢日記|深緑の美術館 | 灯台の街へ行くなら、何か光る物を忘れずに。

私は美術館にいた。


敷地はとても広いのだけれど、

あちこちに点在する彫刻や

背の高い木々のせいで狭く感じる。


手入れはほとんどされておらず、

落ち葉や彫刻機材が散乱し、

茂みの影などには巨大な蜂の巣や蟻塚があった。


散策していると、

彫刻以上に植物によって侵食されたものに気づく。


作業小屋だ。


壁一面は蔦で覆われ、窓の縁やドアの取っ手は錆付いている。

もう人が入るような場所じゃない、廃墟だった。

寂しい場所なのに、なぜ私はひとりでここにいるのか…。




荒れ果てた彫刻置き場を抜けると、

今度は清楚な雰囲気の棟を見かけた。

こちらは多くの人が出入りしている。


その中には私の友人の姿もあった。

声を掛け、一緒に歩き出し………




腕に違和感を感じて夢から覚めた。

寝返りをうったときに腕が背中の下敷きになってたようだ。