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言の葉

日々のささやかな出来事。

『海のオベリスト』
C・デイリー・キング  横山啓明 (訳)
原書房  
2004.09.17発行

豪華客船〈メガノート〉号の満室のサロンで行われていたオークション。
スミス氏が落札しようとした時、サロンの明かりが消え、銃声が響いた。
再び明かりが点いた時、スミス氏は胸を銃で撃たれ、倒れていた。
しかし検死の結果、スミス氏は銃で撃たれるより前に毒殺されていたと判明する。
ポンズ医師達四人の心理学者とヤンハズバンドは、スミス氏を殺した犯人が誰か、推論を重ねるのだが……。


『オベリスト』シリーズの第一弾。
これの後に『鉄路のオベリスト』『空のオベリスト』です。
そして『いい加減な遺骸』へと続きます。

しっかし、マイケル・ロードは警護対象者を死なせない事が無い。
警察官としては役立たずですよ、この人。
推理は自分だけじゃなくて、ポンズ医師等にも頼り右往左往するし、的外れな犯人指名したり、美人に弱く綺麗な女は犯人から外そうとさえする。

それなのに、昇進していくんだよな。一応犯人は逮捕するので。
誉められたもんじゃないだろうと思うんだけどなあ。
探偵役がここまで駄目で良いのかと。ある意味人間だわーと思わせる人なのでした。



『みんなの少年探偵団  少年探偵』
小路幸也  ポプラ社
2015.01.14発行

少年・芳雄はある事を死をもって告発しようとする寸前、身なりのよい紳士に止められる。
思い止まった芳雄は、彼の元で探偵術を学ぶ事に。
帝都では怪人二十面相が、度々事件を起こしていた。
そして、暫く陰遁生活を送っていた明智小五郎が、再び立ち上がる。
明智と小林少年が出会うまでの、始まりの物語。

表紙の小林少年が美少年です。裏表紙も可愛いです。
懐かしの装丁、文体を用いつつも、小路テイストです。



『猫弁と魔女裁判』
大山淳子  講談社
2014.06.24発行

百瀬との結婚式の式場の予約をした亜子。
だけど百瀬は以前所属していた弁護士事務所の手伝いで、女性国際スパイの強制起訴裁判に指定弁護士として選任される。
事務所を赤井に手伝ってもらい留守にする百瀬に、職員の野呂も七重も、飼い猫のテヌーも寂しい時間を過ごす。
そして、裁判が始まる。


猫弁シリーズ最終巻。
行方不明の百瀬のお母さんのお話です。
百瀬の信じる正義と、そんな百瀬を取り巻く人達のお話です。