『すべての神様の十月』
小路幸也 PHP
2014.07.04発行
金曜日の夜、行きつけのバーで死神と知り合った帆奈。
帆奈が召喚してしまったというハンサムな死神は、それからもバーや帆奈の部屋に訪れるようになる。
死神が『幸せ』を感じたことがないと知った帆奈は、死神に『幸せ』を体感させてあげたいと思うのだが……。(『幸せな死神』)
他に『貧乏神の災難』『疫病神が微笑む』『動かない道祖神』『ひとりの九十九神』『福の神の幸せ』。
福の神や死神は何人かいるらしい。
人の世にいる神様たちの、少し切ないオムニバス。
『風を待つ日 古物屋お嬢と知恵伊豆様の落書』
村木嵐 中央公論新社
2014.06.25 発行
早朝、自宅である古物屋小坂屋の大戸に、少年が落書を貼っていくのを見付けた翠。そこには『伊豆』の文字が含まれた言葉が書き付けられていた。
後日、老中松平伊豆守の息女・亀姫に招かれた、翠と幼馴染みの森之介。
そこで翠が見付けた落書は、過去に市中に出回った物だと判明する。
翠と森之介は少年を見付け、なぜ彼が落書を貼ったのかを調べるのだが……。
『風を待つ日』第2弾。
表紙は1作目の単行本の方が好みだったな。タイトルも『小坂屋お嬢』から『古物屋お嬢』に文庫から変更になってる。
森之介の翠への口の利き方に時折イラッとするんだけど、姉弟同然で育った気安さからなのかなとも思う。でもイラッ。
前作終りで薩摩の方へ船で旅立った勘兵衛は、今作の終りで到着予定(港に船が着く前に終わるんだもん)。
3作目で再び姿を現すんだろうな。
新しいキャラ(犬)も出てきて、続きがどうなるんだろうかなあ。