『秋期限定栗きんとん事件(上・下)』。 | 言の葉

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『秋期限定栗きんとん事件(上・下)』
米澤穂信 創元推理文庫
(上)2009.02.27発行 (下)2009.03.13発行

2人で協力関係を約束し、小市民を目指していた小鳩くんと、小佐内さん。
しかし『夏期限定トロピカルパフェ事件』を機に、別れる事になる。
高校二年の秋になる頃、木良市内で連続放火が発生していた。
新聞部一年の瓜野くんは、部長の堂島くんへの対抗心から、連続放火犯を調べ始め記事を連載するが、瓜野くんの予想道理の地域で次々と放火が行われていく事になる。
少しずつエスカレートする放火事件に、小鳩くんは放火犯人を捕まえるため、ついに推理を開始する。


相変わらず暗躍している小佐内さん。
小鳩くんも小佐内さんも、他の人と付き合ってみるものの、小市民であろうとするため、上手くいかない。
結局の所、素の自分が出せるお互いが息抜きの対象なのでは無いのかと。

小鳩くんと小佐内さんの行動や思考に共感してしまうなあ。
中学生時代、所謂小市民になろうと頑張ったもん。
どちらかと言えば<狼>寄りの<狐>なもんで。
感覚がズレてたんだろうなあ、と思うんだけど。同級生のノリに付き合いきれなかったんだよね。

だからと言って、小佐内さんの様に復讐はしませんでしたがね……。小佐内さんレベルまでやると、恐すぎるだろう。
実行しないだけの理性があって良かったなあ俺。