『麒麟の翼』
東野圭吾 講談社
2011.03.03発行
午後9時頃、日本橋交番の巡査が日本橋にある麒麟像の台座の下で、胸を刺されて倒れている男を発見する。
死んだ男の所持品を持った青年が見付かるが、彼は職務質問しようとした警官から逃れる途中で、トラックに跳ねられて重体となってしまう。
所轄の加賀と再びコンビを組むことになった従弟の松宮。
捜査していく過程で、死んだ男が日本橋界隈の七福神巡りをしていた事が解る。特に水天宮に色違いの折り鶴の束を、時折奉納していたと知った加賀と松宮は、死んだ男が何を祈願していたのかが気になり始めるのだが……。
加賀恭一郎シリーズ。
前回『新参者』も面白かったけど、これも面白い!一気に読んでしまった。
死んだ男の所持品を持っていた青年が、何も証言しないまま重体に陥ってしまったため、彼が第一容疑者のまま捜査は進行する。
途中青年が亡くなり、被疑者死亡として片をつけようとする上層部の流れに沿わず、加賀は真実を追い求める。
今回は加賀の逆鱗に触れるエピソードが出て来たり。
従弟の松宮としては、加賀の知らなかった一面を見たかも。
とりあえず加賀は父親の三回忌をなんとかやれた模様。
ラストの余韻にじわっとくるね。