『Pair Play Parade2』。 | 言の葉

言の葉

日々のささやかな出来事。

『Pair Play Parade2』
2012年5月12日
BLOCH

内容と感想を今更ながらざっくりと。

リリカル・バレット『parallel pallet』(谷口健太郎×深浦佑太)
作・演出 谷口健太郎
逆方向に乗り間違えた電車の中で出会った、会社員風の男とミュージシャン風の男。2人は話す内に、お互いの共通点に気付くのだが……。

まるでパラレルワールドの人間同士が出会っちゃった感じのお話。でも、あなた達と付き合ってた女性の強かさがなんだか一番怖い。

演劇集団遊罠坊『サイヲミル』(浅葱康平×猪股五郎)
作・演出 IJIN
言いたい事と逆の事を言ってしまう流行り病に掛かった妻の治療のため、占い師の元を訪れた男。
賭け事の好きな占い師は、適当なサイコロ占い師で、男から占い料金を巻き上げるが……。

初めて観た遊罠坊の芝居だったんだけど。観る時に頭遣うような。逆台詞とかね。
占い師の小屋を床に貼ったテープ囲いで表したり、そこへの出入りの法則が面白かったかも。

パインソー『フリッピング第0話「デフォルト」』(氏次啓×藤谷真由美)
脚本 川尻恵太・演出 山田マサル
父親に復讐するため、父親の経営する玩具工場にやって来た風間の娘。
しかし工場は人気が無く、床で寝ていた社員・染井を起こして話を聞くと、社員旅行中のバス事故で、殆どの社員と共に社長も死んだと言う。
そして話をするうちに、風間の娘が玩具を壊すと、災いが起き、それに巻き込まれた染井は必ず生き残っている事に2人は気付くのだが……。

無邪気なクラッシャー・風間の娘。彼女が起こす大事故から必ず生還する染井。
テンション高く駆け抜ける芝居が面白かった。
実は6月13日から8月27日に掛けて連続6話やると言う。凄いなー。

ナランチャ『ナランチャ新作コント集(特盛)』(熊谷嶺×中島マコト)
作・演出 熊谷嶺
各芝居の間に行われたコント。コントだけに、内容書いても良いものかと思わないでもないが。少し書こう。
診療科を間違えて来た患者。寿司を食す2人。豆まき。等のコント。

寿司を食す人達が地味に好き。片方がネタや新香巻きの新香だけ食べていき、片方が残ったシャリを握り新香巻きの残った海苔部分を貼り付けおにぎり作るという……それだけ。会話無し。観客を物凄いツッコミたい気分にさせるよな。
あと豆まきはとてもシュールだったし、あのお面構造にビックリだった。
このコント、癖になるかも。

Extra Parade
『金づる、少女、ハイウェイ』(谷口健太郎×山田マサル)
原案 山田マサル
脚本・演出 谷口健太郎
薬物使用の上に首を吊った少女の遺体が見付かった屋敷に赴いた刑事2人。
先輩刑事に命令され、『何か』を探させられる後輩刑事だが、先輩刑事の異常な行動に納得出来ない。
部屋の中に後輩刑事だけになった時、突然明かりが消え、ラップ音が響き渡る。
しかもそのラップ音には意思があり、後輩刑事に何かを伝えたがっていた……。

理由も告げられず、探し物をさせられる後輩刑事。理不尽な事が大嫌いな彼は、少女が理不尽な死を迎えたのではないかと疑い、確信する。
結末の二択は観客に委ねられているんだけど。
何にしても、2人芝居なのに3人目が居るんだよ、この芝居。ギャー!ラップ音ラップ音!(1回でイエス、2回でノー)
この手の芝居は『ウーマン・イン・ブラック』だけかと思っていたのに!怖いっつーの!!

しかし冒頭で谷口さんとマサルさんが、叫びながら書類撒き散らすのは楽しそうだったな。

この『金づる、少女、ハイウェイ』の少女の話を、ワークショップ公演の『灯火、少女、エグジスタンス』でやると言う。
どんな話なのか楽しみ。