『第七階層からの眺め』。 | 言の葉

言の葉

日々のささやかな出来事。

『第七階層からの眺め』
ケヴィン・ブロックマイヤー
金子ゆき子(訳)
武田ランダムハウスジャパン
2011.11.16発行

SF・ファンタジー・ゲームブックなど多彩な手法で書かれた短編集。

口の利けない男と、男が飼っていたインコの話『千羽のインコのざわめきで終わる物語』。
<実在>と接触したことのある、孤独な女性の話『第七階層からの眺め』。
高名な修道士や哲学者が筆を折る事になった挫折への切っ掛けを体感する事になる『思想家たちの人生』。
静寂が訪れるようになった街の話『静寂の年』。
腕の良い家具職人が秋の間だけ転借した家の話『壁に貼られたガラスの魚の写真にまつわる物語』。
タイトル通りの『ジョン・メルビー神父とエイミー・エリザベスの幽霊』。
各文章に番号が振ってあり、選択肢があるゲームブック『<アドベンチャーゲームブック>ループ・ゴールドバーグ・マシンである人間の魂』。
シリウスで休暇を過ごしていた"ケプティン"が出会ったドリブルを連れた婦人の話『ドリブルを連れた奥さん』。
愛についての話『瞳孔にマッチ棒の頭サイズの映像が含まれている物語』。
面白ホームビデオを放送するスタッフの話『ホームビデオ』。
幼い頃アメリカ人のカメラマンに写真を撮られた<私>の話『空中は小さな穴がいっぱい』。
少女アンドレアの思春期を<僕>が見つめる話『アンドレアは名前を変える』。
神のコートを手に入れてしまった男の話『ポケットからあふれてくる白い紙切れの物語』。


俺は『千羽のインコのざわめきで終わる物語』と『ポケットからあふれてくる白い紙切れの物語』が好きかな。
『ドリブルを連れた奥さん』はなんだか星新一っぽいかも。
兎に角、物語のパターンが全部違うという。
そして余り改行がないので、ページ数の割には読むのに時間が掛かるかな。