商品撮影で悩むのは、被写体の良さをどうやって見せるかです。特徴を一枚の写真で表現するのは、細心の配慮が必要なのです。カメラを構える位置は低い方がいいのか、高い位置からの方がいいのか。角度は正面か、右斜めか。カクハン写真の場合、被写体の背景色はどんな色がいいのか。悩みはじめるとキリがなくなるのが写真の恐さ。そんな時にはカメラを一旦置いて、被写体をじっくり観察して特徴を整理しましょう。色は普通?個性的?。個性的な色なら、回りに余計な色彩は御法度ですよね。逆に普通の色なら、背景紙にこだわって演出するのも楽しい写真になります。形状はどうでしょうか。正面、右、左、後ろ、どの角度から見るのが一番美しいと思われるか、実際に動かして確認してみましょう。商品全体の形がわかりやすく、一番しっくりくる撮影位置というのが必ずありますので探してみてください。商品によっては後ろや真横の写真、素材がわかる部分拡大写真を用意しておくのも親切です。注意する点は商品を正確に写すこと。広角で撮ってデフォルメしないように気をつけましょう。特に実物を手にできないインターネット販売では、写真と商品に大きな違いがあるとクレームになってしまいます。ただし、イメージを強調する目的の場合は、広角で思い切って近づいて“迫力感”や“ボリューム感”をより印象深く見せることも必要です。TPOを考えながら表情を切り撮ることができたら、もうプロ級のテクニシャンですよ。ハイスペックストロボ
写真との密接度が一番深いのは光です。その強さや方向によって、撮った写真のイメージは大きく変わります。自然光の入りにくい室内撮影では、光を操れる者が写真を制すると言っても過言ではありません。初めて照明器具を買う場合に備え、幾つかのポイントをお話しておきましょう。光には色温度というものがあります。例えば、蛍光灯や白熱灯、太陽の光、車のヘッドライトetc。これらの光を比べると、暖かみのある色、青白い色と、種類によって感じる色が違います。人の目は太陽の下でも蛍光灯の下でも、白い色を白と認識できるけれど、カメラのセンサーは被写体が反射する光をとらえるため、あたる光の影響をそのまま受けてしまいます。色温度が高いと、写真は青っぽくなります。低い時はオレンジ色に傾きます。2番目のポイントは、白黒の被写体について。白い被写体は光を反射するので、明るく飛びがちになります。そのため絞りを暗く設定します。逆に黒の被写体は光を吸収するので絞りを開放気味にして明るく写します。この正反対の性質を持つ2つの被写体を、同時に撮るときには重要なコツがあります。光を吸収する黒色の被写体は照明の光に近い位置に置き、白色の被写体は照明から遠い位置に置く事です。これで白飛びを押さえることが出来ます。3番目は、照明で季節感を出す技術です。夏の強い日差しを表現したい時は、近くから強くライトをあてたりストロボをたくのも効果的。影がはっきりと濃くなって、夏を感じる写真になります。逆にトレシングペーパーをかぶせて光をディフューズさせると、春のやわらかなポカポカした感じを表現できます。照明は実に奥深い!撮影機材の販売はこちら
ショッピングに慣れているネットユーザーは、最初の3秒で見ているページに興味が持てなければ去って行くという統計データーがあります。ということは、いかにビジュアル訴求が大事であるかです。ユーザーが3秒で判断するのは、商品説明の写真に他なりません。写真を気に入ってくれたら、やっと商品の説明文を読んでくれます。【戻る】のボタンで別のページに行かれないよう、3秒で心をひきつける写真撮影を心がけるようにしましょう。では質問です。目に止まる売れる写真をどうやって用意しますか。選択肢は2つです。プロのカメラマンに撮影をお願いするか、自らがプロカメラマンもどきとして撮影するか。実際に多いのは、自らが撮影に携わることです。しかし、何の準備もなく、何の工夫もなく、ただ安易に商品を羅列しているサイトも少なくありません。はっきり言って、無謀です。悲しいです。残念です。僕は落ち込み、考え抜きました。そしてひらめきました。悩みを解決するには、正しい知識を伝えることなんだと。皆さんは予算が無いわけじゃないんです。今、何が必要かが分からないだけなんです。具体的にどの商品がいいのか分からず困っているんです。「素人でも扱いやすい機材があるなら、教えてくれ~」と言うのが、本当の声なんじゃないかと。困っている方は、とにかくお電話ください。03-5333-3231(9:00~19:00土日祝営業)商品別、目的別、カメラの種類別など、様々な撮影方法を提案させていただいています。3秒ルールに勝てる写真を、一緒につくっていきましょう。商品撮影は照明で決まる