光として存在することと物質として存在すること | だいたい踊ってます

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日常の気づきのまとめとか。

こんにちは、まいこです!(>v<)

 

 

そういえば制作中のルノルマンカードに着色する時のことを考えてたら気が付いたんですが、印刷に出す場合はいつもの表現色(RGB)じゃなくて印刷する時の表現色(CMYK)に設定を変更しないとダメなのでした。

 

 

あんまり印刷とかに詳しくない方向けに簡単に説明すると、パソコンとかテレビとかのモニタ上で見る時の色と、物理的に本とか広告とかの印刷物で色を見る時の色の設定の仕方をお絵かきソフト上で切り替える必要があるのです。

 

 

どういうことかと言うと、モニタで認識する時の色は「光」としての色を見ています。

私たちが毎日の生活で物を見るときに採用してるシステムはこっち。

目から光が入って、それを網膜の神経でキャッチして電気信号と化学物質を使って脳神経のシナプス経由で脳まで伝えて、脳の中で全ての色を合成して認識しています。

 

ちなみにニンゲンは赤と緑と青の色を区別する神経を持っていて、三つの色に対する神経しか持ってないはずなのに、反応の仕方をいい感じにアレして認知してる全ての色を感じています。

そのいい感じにアレするのが脳の面白いとこですよね。

 

…話それちゃうから元に戻しますね。

 

 

 

んで、毎日の生活で光としての色を認識してるのとは別のルート…と言うか、認識してる物を物理的に再現しようとした時に使う仕組みがあるんです。

 

 

映写機とかホログラムを使うんなら光として再現すればいいから、そのまま色のついた「光」を使えばいいんですけど、印刷によって「物」に再現しようとしたら物は物だからちょっと勝手が違うんです。

 

んで、その時の色の再現の方法が「CMYK」と言う基準を使っています。

 

言い忘れたけど、光の方は「RGB」です。

 

 

 

光の方の再現はニンゲンの視神経に合わせて「赤」「緑」「青」の3つの混色で表現してたけど、印刷で物理で表現する時の基準となる色は「シアン(青緑)」「マゼンダ(赤紫)」「イエロー」と、そこに純粋な「黒」を加えた4色で表現します。

 

 

まぁ、その辺は初めて聞く方はざっくりとそうなのか〜でいいんですが、わたしが面白いな〜と今回改めて思ったのが光の色の表現と物質としての色の表現のそれぞれの色を全部混ぜた時の性質なんです。

 

 

 

誰しも経験があると思いますが、絵具で絵を描く時に色を混ぜれば混ぜるほど、絵具の色は濁るんです。

 

絵具とかで絵を描く(物理的に表現する)時の「CMYK」の表現では、色は混ぜれば混ぜるほど暗い色になります。

なので「減法混色」と言ったりもします。

 

理論上では三原色のシアンとマゼンダとイエローをうまいことやれば限りなく黒になるんですが、そこはやっぱり普通に黒の色を使った方が美しいし3つを使って黒を作るより安上がりだから「黒」も要素として加えて使ってる感じです。

 

 

 

対して光の三原色(と言う呼び方もします)の「RGB」ですが、この赤と緑と青、全部混ぜると「白」になります。

 

物理的な絵具だと混ぜまくったら黒くなるのに、光の場合は白くなります!

なので減法混色に対して、光の場合は「加法混色」とも言います。

 

 

 

いやー、今回言いたかったのはまさにここで。

 

足してたして混ぜれば混ぜるほどどんどん闇に近づく物理の側面と、反対に光になっていく光の側面を、わたし達3次元の人間は両方体験できるなんてサイコーじゃ無いですか?????

 

 

なんかそれを伝えたくなっちゃったので、説明長くなったけど書いてみました♪

 

 

混ぜれば混ぜるほど闇が深まる減法混色もしっとりした感じがぴったりで素敵だし、光の加法混色も半端ないエネルギーの高まりを感じて「強〜〜〜〜!!!!」とみなぎってくる感じがしますね。

 

 

 

 

 

そしてあんまり関係ないけど、ニンゲンは3つしか持ってない視神経の色の区別を生き物の中で一番持ってるのはシャコで、その数実に20以上!(詳しくは各自おググりください)

なのになのに、シャコパイセンは脳の発達具合がニンゲン程ではないから20以上も色を感じるセンサーを持ってるのに、感覚としてはモノクロで見てるんじゃないか、なんて言われててそのギャップが面白くてたまらんです。

まぁ、ニンゲン基準じゃわからない事だらけですけどね。

 

 

そんな感じです!