私は両親の実家はともに造り酒屋であり、
日本酒の酒造りの現場のそばで暮らしていました。


なので、いまだに酒造りの世界のことには興味を持っています。
さて、とある杜氏さんのインタビュー記事を読んだ時、
「酒造り」と「インプロ」の共通点をふとみつけました。


(杜氏さんのインタビュー記事抜粋)
酒は人間が「つくる」ものではなく、
自然の「恵み」であり「授かりもの」。
人間のできることは「酒が育つ手伝い」に過ぎない。
だから、造り手は謙虚であるべきだし、過干渉はいけない。
人間性を高め、分をわきまえ、無心にひたむきに酒造りに向かわなければ。


さて、このコメントの「酒」を
「インプロでつくるシーン」に言い換えてみると。。。


インプロでつくるシーンは人間が「つくる」ものではなく、
自然の「恵み」であり「授かりもの」。
人間のできることは「インプロでつくるシーンが育つ手伝い」に過ぎない。
だから、造り手は謙虚であるべきだし、過干渉はいけない。
人間性を高め、分をわきまえ、無心にひたむきに
インプロでつくるシーン造りに向かわなければ。


ね、まさにインプロの境地ですよね。

私が目指す『即興』 とも、共通点があります。


というわけで、日本酒を味わう時も
インプロのことを考えてしまう、このごろです。