10月24日から逆行に入った水星ですが、位置している蠍座には「ビジネス」そして「秘密」と「セキュリティ」という意味があります。
そして、もちろん蠍座は水の星座。
今年は3回の水星逆行が水の星座で起きる「水のエレメンタル・イヤー」ですが、そこには共通して「共感的知性」というテーマがあります。
相手の心に寄せて「きっとこんな風に感じているのだな」と、共感する能力。
そこから何をしてあげられるか、相手の気持ちを慮った上で、関係を作る知性ですね。
「空気を読む能力」であり、これが欠けると失礼かつ無遠慮な態度をとってしまうでしょう。
日本人はわりかし得意分野だと思います。

しかし、人の気持ちを察するのは得意でも、自分の感情を無視する人が多いのもまた、日本人の特徴ですね。
忍耐や努力は美徳ですが、それで精神や体を病んでは元も子もありません。
水の水星が逆行の時期は「自己共感力」を磨くチャンスです。
例えば現在、コンピュータの脆弱性から、さまざまな不安を感じる人もいるかもしれません。
その不安から「誰も信用しない」「そう簡単に自分のものを渡さないぞ」と閉ざすこともできます。
しかし、共感的知性としては
「ああ、私は怖いんだな」
「未知のものに対する大きな恐れがある」
「未知のものに圧倒されて、潰されそうな自分がいる」
「その力の前に無力を感じているんだ」
そのように、自分の心で起きていること、感じていることを余さず描写して、あるがままを認めていきます。
その感情に触れることを恐れず、理由づけをして逃げたり、怒りで拒絶したりせず、ただその感情の中へ中へと、近づいていきましょう。
蠍座の変容は、そこから始まります。
感情の中心に触れることで、心を閉ざして引っ込んでいた自分の一部が戻ってきます。
冥界に降りて、生まれ変わること。
それはすなわち、昏い闇に沈んだ自分の心を迎えにいくことでもあるでしょう。
ぜひ、この三週間にお試しください。