「オデュッセイア」と、ギリシャ神話の神たち(1) | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

クリストファー・ノーラン監督の「オデュッセイア」が公開されています。2,800年前の神話が、最新のIMAX映像でイキイキと描かれているので、ぜひ大画面で観に行きましょう!!

 

 

「オデュッセイア」は古代ギリシャの世界で、たくさんの神々が登場するので、それにちなんだ占星術の惑星を紹介してみたいと思います。

 

主人公のオデュッセウスが参戦した「トロイア戦争」ですが、この発端となったのが「パリスの審判」です。

 

それは海の女神テティスと、人間のペレウスの結婚式のことでした。多くの神々が参加した結婚の宴に、招待されなかった不和の女神エリスが、黄金の林檎を宴席に投げ込んだのです。

 

「最も美しい女神へ」と書かれた黄金の林檎をめぐって、アテナ・ヘラ・アプロディーテの三女神の諍いが勃発。

 

「私のよ」「いいえ、私の」と一歩も譲らない女神たちは、トロイアの王子パリスに「誰が最も美しいのか」を選ばせることにしました。

 

女神たちはパリスから選ばれるために、それぞれが賄賂をちらつかせます。

 

戦いと知恵の女神アテナは「あらゆる戦いで勝利する英雄にしてあげる」といい、最も高い権力を誇るヘラは「世界を統べる王にしてあげる」といい、愛の女神アプロディーテは「最も美しい女性と結婚させてあげる」といいました。

 

パリスが選んだのはアプロディーテ。パリスは世界一の美女ヘレネを妻とすべく祖国へ連れ帰りましたが、彼女はすでにスパルタ王メネラオスの妻だったので、問題が発生。

 

スパルタ王は王妃の奪還を求め、パリスがこれを退けたため、ギリシャ軍vsトロイア軍の10年にも及ぶトロイア戦争が始まり、イタケの王オデュッセウスもこれに参戦したのでした。

 

 

「パリスの審判」で争う三女神は、占星術のシンボルでは、それぞれ金星(アプロディーテ)・パラス(アテナ)・ジュノー(ヘラ)です。

 

パラスとジュノーは小惑星ですね。パラスは知略を、ジュノーは親密な関係に求めるものを象徴します。

 

金星も含め、それぞれの惑星にとって大事なことは「均衡をはかること」ですね。

 

不和の女神エリスが結婚の宴に呼ばれなかったのは、すなわち「私たちが自身の内の不和を無視しがちなこと」の象徴だと思います。

 

しかし「無意識にあるものは、必ず具現化されてしまう」わけで、不和の林檎が投げ込まれたのですね。

 

本当は不満や不服があるにも関わらず、それを「ないふり」をしていると、いつか必ずそれが表面化する出来事や事件が勃発するし、しかもそれは長く尾を引いて、人生全般を狂わせることになるよ、といっているかのようです。

 

金星・パラス・ジュノーといった女性性の星をうまく活用するコツが、ここにあるように思います。