24日に「食と占星術」というタイトルの講座を開催するので、昨日はその資料を作っていました。
「食をもって、薬とせよ」というのは、医学の父と呼ばれた、古代ギリシャのヒポクラテスの言葉。
当時の医師は、病気や治療法や薬草といった医術に合わせて、占星術を同時に学ぶのがデフォルトだったそうです。いいですね。素敵。
ですから、医師が治療方針を決めるときに「何を食べるのか」を、星の照応から決定したそうです。
現在だったら「消化のよいものを」とか「塩分控えめで」といったところを「火星を補いたいので、にんにくや玉ねぎを多く用いて、金星とのバランスをとりたいので砂糖は控えめに…」みたいな感じでしょうか。
ハーブと星が照応しているので、薬草の調合などで用いられたのでしょうね。
そもそも占星術の起源は、農業と深く結びついています。
狩猟採集生活から、農耕生活へと移行すると「今日食べるものが、今日とれない」わけで、未来の収穫量をあげるために「いつ種をまいて、いつ刈り取るのがよいのか」「今年は豊作なのか、凶作なのか」といったことを判断する必要が出てきました。
そこで古代の人たちは星を観察して、天体のリズムから大地の実りを予測するようになったのですね。
その思想の根底にあるのが「天にあるがごとく、地にもある」という、エメラルド・タブレットに書かれた、ヘルメス哲学の言葉です。
偉大なヘルメス・トリトメギストス曰く「星の持つ性質は人間のみならず、地上の植物や食物にも宿る」ということで、食と占星術は密接に結びついているわけです。
中世においてもヨーロッパ諸国では、人間の体質をエレメント別の気質にわけてとらえて、それぞれに合った食べ物をとることで、バランスをとっていました。
各星座や惑星に照応した食べ物をみると、自分の好みがばっちりと当てはまっていて、興味深いです。
みなさんも、何気なく食べているものを、改めて星の観点から見直してみませんか?
