藤本タツキ先生のホロスコープ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

チェンソーマンのレゼ篇が絶好調の藤本タツキ先生のチャートを読みたいと思います。

先日の三連休に「宝島」を観ようと思ったら、梅田となんばのシネコンでは10館中3〜4館でレゼ篇をやっていて、宝島はほぼ皆無でした…。公開三週目にして興行50億円突破とのことですが、リピーターが多いようで、まだまだ伸びそうですね。

チェンソーマンの漫画を読んだとき「作者の金星は蠍座か、金星と冥王星が角度作っているに違いない」と予想したのですが、ビンゴでした。金星が蠍座で冥王星と合。

 


チェンソーマンの血なまぐさい世界では、ぶっ飛んだ女性陣が魅力的ですよね。全員がそれぞれに美人で色っぽくて、笑いながら主人公を殺しにかかってくるのですから、猟奇的な冥王星的世界観であろうと思っていました。

作者の太陽が天秤座なので、一層のこと蠍座の金星と冥王星の合が強調されますね。デンジの行動原理が「どうにか生き残りたい」と「女の子といちゃいちゃしたい」という本能的な欲求に集約されているのも頷けます。これは冥王星の原理です。

 

女性に良いように扱われて、振り回されるのも天秤座ならではですね。

月は午前生まれなら魚座、午後生まれなら牡羊座ですが、ここは牡羊座に一票を投じたいところです。戦士、戦い、強さ、刀、チェンソー、鉄、血液というのは牡羊座の象徴。

 

月は金星とは異なる女性性を象徴しますが、主人公のバディは血液の悪魔のパワーちゃんです

月が牡羊座の0度付近だとすると、現在ちょうどここと重なる形で、トランジットの土星と海王星がやってきています。対面の乙女座29度木星も刺激されるので、大フィーバーですね。海王星はアニメやアート、映画と非常に相性が良いです。

蟹座の火星にもトランジット木星がやってきているので、こちらも今年が当たり年であることに一躍買っています。



吾峠呼世晴先生と同じく、藤本タツキ先生も火星が蟹座。炭治郎はわかりやすく蟹座的ヒーローですが、デンジは変則的な蟹座ですね。天秤座太陽とスクエアのせいか、行動原理がまず女性(関係性)にあり、次いで暮らしのために戦うといったところでしょうか。

火星の向かいに天王星・海王星の合があり、金星・冥王星が調停に入っています。火星に対してトラサタ天体が関わっているため、戦いが人間界を超越した人外魔境に突入します。

輪廻を転生する世界観は天王星と関係します。昔はタイムトラベルやタイムリープが主流でしたが、近年はすっかり異世界転生が主流ですね。

これは天王星の作用です。天王星はクラウドのような記憶媒体装置にアクセスして情報を引き出す仕組みを表すので、機種変してクラウドに保存しておいた情報をダウンロードするように、生まれ変わってもまた前の生の記憶を引き継げるのです。


チェンソーマンの世界観では、悪魔が地獄と現世を輪廻転生しているようですが、これもまた火星の向かいにある天王星と海王星の合が、彼岸と此岸の行ったり来たりを結びつけているのだと思われます。

 

先の予想がつかない展開も、天王星的世界観。土星が水瓶座にあるため、予想できないながらも、一定の法則が働いているところが、SF世界でありながらも、どこか私たちに日常から乖離し過ぎていない感覚をもたらしているのでは、と感じます。