双子座の天王星とメディアの先行き | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

前回、天王星が双子座に位置していた84年前は、ちょうど第二次世界大戦の最中〜戦後でした。

 

ある意味、戦争が双子座の発展に力を与えた時期ともいえます。

たとえば、戦争中にいかに相手を出し抜くかという情報戦において、暗号技術や、世論を扇動するプロパカンダなどが盛んに行われました。

原子爆弾など、より強力な武器を作るために、国がこぞって才能のある学者に資金を提供しました。それによって大きな悲劇が起こりますが、同時に核物理学が発展して、戦後の様々な技術の応用にもつながりました。

航空技術や輸送手段も盛んになり、それもまた戦後の日常的なインフラを再構築させたし、ラジオ・テレビの放送も活発になりました。

こう挙げてみると、とても双子座的に発展を遂げた時期ですよね。

そこから84年の周期がめぐって、これらがより新しく進化するわけです。あらゆる情報処理に、すでにAIが入り込んできています。



そこで気になるのが、今後のメディアです。
 

自分でも、ここ半年ぐらい感じることですが、AIを使っていると、あまり検索しなくなるんですね。また検索しても、googleがAIで最適化した答えを出してくれるので、その先のページまで見に行くことがほとんどなくなりました。

すると、どうなるか?

ニュースサイト、情報系サイトへのアクセスが激減しますよね。それは仕方ないと思います。ピンポイントで欲しい情報を詳しく教えてくれるので、サイトまで行かなくて十分なのです。

しかし、メディア側からしたら大打撃です。せっかく取材して、時間をかけて丁寧に書いたものが、AIにサクッと使われてしまい、アクセスが減ってしまうという……これまでの事業モデルの崩壊です。

 

AIは世界中のオープンなリソース(公開されている記事)に検索をかけて、欲しいものを探してきてくれますが、自社のためのリソースをせっせと作ってきた人は、報われないですよね。

 

ということで、アメリカではすでに大手メディアが、各AI提供会社に著作権侵害の提訴もしているようです。

今後のメディアは、AI時代にどう発展していくのか……この天王星のもたらすものの先行きが気になります。

 

ヒントはおそらく冥王星の位置している水瓶座で、コミュニティの構築なんですよね。ファンを集めて、独自の展開をすること。各メディア、各チャネルのより一層の淘汰がはじまるのだなと感じます。