7月31日から8月26日まで金星が蟹座に滞在します。
現在は木星も蟹座にあるので、この夏は蟹座感がひとしおですね。
実家に帰ったり、お墓参りに行ったり、地元のお祭りに参加したり、同郷の友人と旧交を温めたりと、蟹座的なイベントを予定している方も多いのではないでしょうか。
一方で、土星・海王星がスクエアとなっていることから、これまでとは異なる夏の過ごし方を送る人も多いのではと思います。どこにも出かけず、家に引きこもって、好きなことに没頭するみたいな……これも蟹座っぽいですね。
安心できる巣穴に籠って、誰にも邪魔されず、心ゆくまで眠ったり、遊んだり、食べたりすることで、私たちの心身は癒され、回復します。蟹座を支配する月の作用ですね。
自己回復力を発揮させる月の力が、暑さやストレスに疲れた心身を回復させます。風邪を引いたり、心が傷ついたりしたときに、静かな場所でしばらくひとりになっていると癒されるのは、この力の恩恵です。
しかしずっと引きこもっていると、今度は逆に活力が失われ、情緒が不安定になっていきます。明るく元気よく過ごすためには、たまに安心できる巣穴から離れて、冒険したり、好奇心を持って周囲のさまざまなものと関わることが欠かせません。
蟹座の外向面で、ハートを開いて周囲の人たちと関わり、土地の恵みをいただいて、伝統に馴染んでいき、内向面で一人で静かに楽しむ「自分時間」を作って、心身を癒していくわけですね。
母なる自然とつながること。宇宙を感じること。人の柔らかな愛や思いやりに触れること。自身の命の鼓動を感じること。大切に体を慈しむこと。ハートの声に耳を傾けること。
蟹座が象徴するのは、私たちを育み、包み込んでいる、命の母体マトリックス。
意識して、そのつながりを感じることで、私たちの命は自ずと地球そのものと共振して、必要な時に、必要なものと巡り合うことができるでしょう。