7月11日5時38分、山羊座で満月を迎えます。
ちょうど日の出の直後で、太陽は東の地平線上に、月は西の空から沈んだばかりの地点にあり、6ハウスと12ハウス軸での満月となります。
二週間前の蟹座の新月も6ハウスでした。厳しい暑さに対して「どうぞ、ご自愛ください」と月が伝えているようです。6ハウスの健康管理がとても重要なときですね。
こないだ逆行を始めた海王星が、土星とともに天頂に近い位置にあり、天候の不安定さを強調しています。集中豪雨などが増えるかもしれませんね。インドネシアや九州地方での火山活動も報告されていますが、牡羊座の土星・海王星だけに、火山の動きにも注意が必要です。
満月の緊張を調停しているのは、2ハウスの乙女座の火星ですが「安全第一」「まずは自分の身を守ろう」という声が聞こえてくるようです。
突発的な変化に備えて、柔軟に対応できるように準備をしておくのが良さそうですね。不穏な雲行きを感じたら、迷わず早めに避難するのが正解かもしれません。
何をするにしても、健康と安全が最優先です。今は蟹座の木星期の真っただ中。自分自身、そして家族や仲間に「安全な居場所を与えること」がテーマの一年ですから、無理せず柔軟に対応していく姿勢が求められます。
7ハウス冥王星と、9ハウスの土星・海王星が揺さぶりをかけてくる配置となっています。これは外側からやってくる「予期せぬ力」の影響とも読めます。
トランプ政権との関税交渉について、石破首相が「舐められてたまるか」と演説したというニュースもありました。発言の内容はさておき、外からやってくるものにどう応じるのか——というテーマも浮上してきているでしょう。
個人も、社会で起きている状況に対して、どんなふうに立ち向かっていけるか……自分を守るための工夫が必要なときです。
とはいえ、それを実行に移すには、やはり心身ともに元気であることが大前提。身体のコンディションはもちろんのこと、心がすっきりとクリアであれば、行動に迷いが生じにくくなり、直観も働きやすくなります。
この山羊座の満月からの二週間は、とにかく、さまざまな角度から備えて、日々の暮らしを丁寧に整えていくことを意識すると良さそうですね。