昨日17日の夕方から火星が乙女座に入りました。ここから8月7日までの50日余り、火星乙女座期です。
ここ数日、獅子座の終盤を通過していた火星が、天王星と角度を作っていたため、なかなかハードな時期だったと思います。インドで旅客機が墜落したり、イランとイスラエルで紛争が激しくなったり、ロスをはじめとしてアメリカ各地で抗議デモが激化したりですね。
抑えこんでいた怒りを噴出させる、というのが火星と天王星のコラボにあります。天王星は目覚めと改革の星であり、支配構造に対して激しい反発をするのですね。
電気系統の接続トラブルや、負荷のかかっていた部分が唐突にダメになるというのも、この配置にはよくあります。
この角度のまま、火星が乙女座に突入し、週末の夏至図にも記されます。夏至図に出現するということは、この夏のあいだ、ずっと、突発的な変化やトラブルに気をつけたいところですね。
獅子座から乙女座に移ることで、外に向けていた怒りが、内向きになる傾向もあります。忍耐、我慢、抑圧。グッと飲み込むことになりやすい時期とも言えるし、内側で溜めていた人がキレる時期とも言えるでしょう。
通常の場合、外に怒りを露わにする獅子座と異なり、乙女座は自分の側が修正し、対応しようと試みます。
乙女座は勤勉な稲穂を持つ女神の星座であり、思い通りにならない天候や自然環境に怒りをぶつけるよりも、どうにか工夫して対応しようとするのですね。
これも大事なところで、思うようにいかないことが起きたときに、我慢して飲み込むでも、相手にぶつけるでもない、第三の道として「工夫を凝らす」「改良する」というのが必要なときかもしれません。
快適な暮らし方、効率的な仕事や家事の仕方、お金や時間の使い方、体の整え方。
火星が乙女座に入った影響で、いつもより神経質になりやすい傾向があります。非効率な部分や、予測や見通しの立たないもの、信頼のおけないものに対して、修正を試みましょう。
フラストレーションを溜めると、心身への負荷が大きくなりやすいので、心地悪いところに気づいたら、早めに対処していきたい時期です。