ドラゴン・ヘッド18.5年サイクルの終わりと始まり | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

1月12日の8:03に、ドラゴン・ヘッドが魚座に入ります。

 

太陽の通り道である黄道と、月の通り道である白道は、軌道が傾いているため、ぴったりと重ならず、ふたつの交点ができます。昇交点がドラゴン・ヘッド、降交点をドラゴン・テイルですね。

 

これは12星座を逆行しながら、約18.5年周期でめぐります。そのため「ドラゴン・ヘッドが魚座に入る」といったとき、水瓶座から魚座へ移動するのではなく、牡羊座の終わりから逆方向へ進んできて、牡羊座の0度を通過して、魚座の29.99度にやってくるのですね。

 

通常の惑星とは反対にまわっているものの、ここがサイクルの終わりと始まりとなります。

 

 

2025年はさまざまな惑星たちが移動する年ですが、ドラゴン・ヘッドもまた、ここから新たなサイクルに突入です。

 

その時々の天に位置するドラゴン・ヘッドは、頭なので積極的に取り入りていきたいことを表し、テイルは尾なので、そこで得た経験を活かして、何かを生み出していくことをうながします。この向かい合うふたつの星座が相互に循環することで、個人も成長していくでしょう。

 

そのため、このドラゴン・ヘッドとテイルの軸は「たましいの道」とも呼ばれます。

 

2026年7月までの1年半は、魚座-乙女座軸が、いまの時代に自身を成長させるための大事なテーマとなるでしょう。

 

このふたつの星座の組み合わせは、私のイメージでは「神との共同創造」であり、人間が大きな宇宙、大自然を孕んだ地球の一員であることを念頭に置きながら、日々を営むというものです。

 

朝に掃除をして、神棚と仏壇に手を合わせて、それから一日を始めるとき「私は個人として目の前の仕事や作業をていねいに行うけれど、私の営みは大きな自然の力によって生かされている」と感じるようなもの、です。

 

乙女座は日常の務め、家事や仕事といった「ワーク」を象徴します。日々生産し、管理し、整え、良い仕事をするのが乙女座です。

 

その日々の営みに、魚座のエッセンスを意識的に加えていきます。

 

それは、私たちを「生かしている、大きな力」と共にあることで、その力は個人のエゴでコントロールできません。乙女座は自然の営みに対して、小さな働きかけをします。畑を耕して、食物を得て、安全な暮らしを保とうと努めます。

 

しかし、人間は目の前の仕事の出来栄えに対しては制御することができても、大きなものに対しては、なすすべがありません。自然災害や天候不良。暑すぎる、寒すぎること。凶作か豊作か。

 

私たちにできるのは、その大いなる自然の恵みの力に対して、祈りと感謝を捧げて、目の前の自分の仕事に最善を尽くすことだけでしょう。

 

 

それは、ある意味でコントロールできない状況を受け入れることともいえます。私たちはそれに活かされもするし、苦しめられもするでしょう。

 

でも、それがこの地上で生きるということ。厳しい環境に対して、人間は多くのものを発明して、心地よくなるように、生きやすくなるように、心を砕いてきました。しかし、それでも、人間が自然や宇宙の営みを凌駕することはできません。

 

自然の力に対する畏怖や謙虚さを忘れないこと。活かされていることに愛と感謝を抱くこと。どうしようもなく、コントロールできないことが起きるのが、この地上で生きることなのだと、受け入れること。

 

混沌とする世界の流れに、不安や悲しみや怒りが湧き起こるとき、それもまた受け入れて、心の中に招き入れましょう。吹き荒れる感情の嵐もまた、存在して当然のもの。いっときの嵐が吹き荒れたあとで、また人は丁寧な日常に戻るのです。

 

すべてが変わっていくことを、私に止めることはできず、大いなる自然の営みは自由で気まぐれに働き、それを止めることも、私にはできません。

 

できることは、あきらめて、手放すこと。祈り、信じること。泣いて、解放すること。そして、粛々とていねいに目の前の現実に取り組むこと。

 

あるがままを受け入れる、いつくしみと愛が、大事な1年半となるのかもしれないですね。

 

12日7:45からインスタライブします。ドラゴン・ヘッドの話をします。連休の朝早い時間ですが、よかったら聴きにいらしてくださいね。