映画「はたらく細胞」を観てきました。映画コムなどの評価がなかなか高いのですが、これはビジュアルの勝利ですね。
体内環境をファンタジーな世界観に見立て、ひとつひとつの細胞を擬人化した原作の雰囲気を壊さず、かなり寄せてきたのではないかと思います。
一番人気?の白血球に佐藤健さんをもってきたのも頷けます。るろ剣ばりのアクションが堪能できるので、大きいスクリーン、良かったですよ(笑)
最近は映画が簡単にサブスクで観ることができてお手軽だなと思いますが、壮大な世界観やアクションは、やっぱり大スクリーンが良いな~と感じます。
ストーリーは複雑ではありませんが、豪華なキャスト陣とファンタジーアクション映画のような美しい世界観で、観ていて目が楽しい映画でした。
冒頭とラストの赤血球たちがわらわらと活動する広場、どこのテーマパークで撮影したのかな?と思って調べたら、和歌山の「ポルト・ヨーロッパ」だそうですね。行ってみたくなりました。
コミックの実写化に定評のある、武内英樹監督のチャートです。
実写版「のだめカンタービレ」「テルマエ・ロマエ」「翔んで埼玉」などを手がけている監督です。実写化がうまいですよね~。
抜群の美術センスが光る、天秤座の太陽と金星です。徹底的に細部までこだわり抜いて、完全な世界観を仕上げるところには、蠍座水星と乙女座冥王星のミューチュアル・レセプションに、魚座の土星と、海王星の調停でしょうか。
月・木星・火星が獅子座にあることで、根っからのお祭り好きなエンタメ体質だと感じさせます。大学時代にジャングル・クルーズの船長をバイトで務めていたという話もうなずけますね。
獅子座はカッコよく演出すること、盛り上げることが得意。対して蠍座や魚座は共感性を高めて、笑いや涙を生み出すのが得意です。
そこに天秤座のセンスが加わることで、非常に凝ってはいるけれど、やりすぎにならない絶妙なバランスで作品を仕上げるのでしょう。
天秤座の美術センスというのは、行間を読ませる文学作品のようでもなく、小学生男子のように過剰すぎるわけでもなく、味付けが濃すぎないギリギリの絶妙なラインを見つける職人技にあるのだと感じます。
「もっとも絶妙な静止点を見つける」のが、天秤座の天秤たる所以ですね。
武内監督の実写化作品には、そのような絶妙な味付けが共通していると感じます。
原作者の清水茜さんは1994年生まれ。若いですね。
月が獅子座にあることで、やっぱり表現することやエンタメが好きな性格が伺えます。漫画家志望で、マンガの専門学校に在学中に妹に頼まれて描き始めたのが、本作のようですね。
太陽・金星・水星・土星が水瓶座のステリウム。あの独創的で美しい体内環境や細胞たちの擬人化、そのスタイルなどは、まさに水瓶座の芸術的センスが炸裂した結果だと感じます。
水瓶座は独創的な表現を生み出すことに長けており、常に芸術の最先端にいる星座。天秤座が「最もぴったりとくる静止点を見つけ出す」抜群なバランス感覚だとすると、水瓶座は「まだ誰も表現していない、新しい世界観を創り出す」ですね。
擬人化やヒーローアクションという題材自体は新しいものではありませんが、それを独自の視点でまとめ上げて、新しい世界観を創り出す、煌めく天王星のチャートだと感じます。
天王星や海王星はマス・メディアと非常に相性が良い惑星ですから、メディアミックスで成功しやすいチャートともいえますね。
それにしても、ここまで作品が大きく広がったことに、もしかするとご本人もとても驚いているのではないかと思われます。