射手座の新月と、木星の寛大さを活かすこと | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

現在、土星が魚座に滞在しているせいか、自分に対して迷いや疑念を抱きやすい傾向が高まっていると感じています。

 

逆行は11月中旬に終わって、現在の土星は順行に戻ったものの、どうも自分の決定が正しいのか、その方向性で良いのか、自信を持てないような、曖昧さを持て余している方もいるでしょう。

 

土星は物事の構造や秩序を作り出すことを象徴しますが、一方で魚座は柔らかくその構造を溶かしてしまいます。

 

そのため、固めようとしたそばから崩れてしまうような不安定さが生じて「これでいいのだろうか」と精神が揺らいでしまうのでしょう。

 

こういうときは、やることが決まっていたり、誰かから指示された方が楽に感じるかもしれません。
 

しっかりと型が準備されることで、あやふやなゼリーのような精神が支えられて、安定するでしょう。

 

 

この構造を解体する魚座の土星の働きは、これまで社会を支えてきた基盤を頼りないものにしていくので、これから先のことに対して漠然とした不安を感じさせもします。

 

そのため、しっかりとした型で自分を固めたくなり、誰かや何かにすがりたくなったり、保守的に自分自身の殻の中に閉じこもりたくなる人もいるでしょう。れ

 

一方で、逃避することで、現実を直視することを避ける人もいるかもしれません。

 

土星は、どんな世の中であっても、私たちが現実に適応することを助けます。すがったり、閉じたり、逃避したりしながら、私たちはこの世界に留まるのです。

 

ギリシャ神話では、木星の象徴であるゼウスが、土星を象徴する父クロノスを退けて王位についた途端に、あらゆる森羅万象の混沌がぴたりと収まって、クロノスもまた改心して良き神になったとされています。


木星が持つ寛大さや前向きさ、希望を見出し、可能性を開いていこうとする意識。与えられている恩恵に気づき、自分もまた多くのものを社会に返していこうと望むこと。

 

12月1日は射手座の新月ですが、射手座を支配するのが木星です。

 

土星の構造が不安に揺れるときこそ、内なる木星の明るい希望の光が、それを補ってくれるのではないかと感じます。