お盆の終盤から現在に至るまで出現している柔軟星座のTスクエアは、状況の不安定さや変わりやすさを示しており、天候や市場、体調など、さまざまな面に対して影響を与えているでしょう。
個人的には、金星と逆行土星による180度の影響を強く感じております。
これは愛にまつわるさまざまな痛みであり、いつも以上に私たちの感受性を繊細で傷つきやすく、ちょっとしたことで揺らぎやすく、そして拒絶されることへの不安や苦みを大きくさせるんですね。
逆行している魚座の土星が関わっていることから、過去に負った傷……家族や近親者との関係から形成されたパターンが表れやすい時期です。これがいま関わっている人物との関係から顕在化するかもしれません。
あるいは、その痛みを避けたいがために、他者との関わりは最小にして、安全で心地よい世界の中で、趣味や楽しみに没頭することも多いかもしれないですね。内向性を発揮させるコンビネーションです。
先日、英会話の授業で『AIを搭載したチャットボットのボイス機能が進化して、自分好みの声のトーンやリズム、さらには相槌の打ち方までカスタマイズできるようになる』という記事を読みました。
『すると自分好みの声で絶妙な会話をしてくれるAIに恋をする時代が来るかもしれない』という内容で「それについてどう思う?」というディスカッションをしました。
しかし、もうすでに、そうなっていますよね?
アニメやゲームのキャラクターに恋をしている人も、結婚している人も、すでに大勢おりますし……。さらに言うなら、それが良いか悪いかは別として、内向性の強い人にとっては、それらの存在は孤独から解放される手段にもなり得るのではないか、というのが私の意見でした。
そこで先生から「そもそも内向的な傾向がある人が、それによって、さらに内向性を強化して、他者との関わりをもっと避けるようになる懸念は?」と問いかけられました。
うーん、それもありますよね。しかしそれも水瓶座時代の傾向だといえます。個々が独立して、それぞれが自身の世界を確立させて、そこに留まっていくのですね。
水瓶座冥王星期は、個性が自由な形で解放される時代ですが、その結果として外向的な人々はコミュニティ活動に励み、どんどん自己表現をしていきますが、内向的な人はどんどんひとりの世界で趣味に精を出すことに、ますます励むようになるでしょう。
良し悪しということではなく、星の流れでおのずとそのような社会に進んでいき、そのためのツールもどんどん出揃っていくのでしょう。そういった環境に合わせて、社会システムを変えていくときなのだろうなと、感じます。