1月27日に天王星が順行に戻って、ひさしぶりに全部の惑星が順行する時期に突入しています。
これは水星が逆行を始める4月2日までの2カ月強のあいだ続くので、いろいろな滞っていたことがスムーズに進みやすくなるのではないでしょうか。
2024年中に、すべての惑星が順行になるのは、いまの時期の他には4月26日~5月2日の1週間だけです。下半期にはありません。
トランスサタニアン天体は逆行すると長いので、大抵の場合は何かしらの惑星が逆行しています。
惑星の逆行については、たびたび言及していますが、逆行中は惑星の経験の幅を広げるために、あえてその惑星にとってのチャレンジのようなことが起きやすくなります。
たとえば金星の逆行であれば、人間関係がうまくいかなくなって、モヤッとしたり、ぎくしゃくしたりするようなことが起きたりします。
それによって、人との適切な距離やコミュニケーションの取り方、愛情表現、自身の孤独感と他者に求めているものなどを強く意識して、それらとひとつずつ向き合っていくような時期となるわけですね。
愛について考えるときであり、自分がどういうやり方でそれを扱っているのかということを思い返すタイミングにもなるでしょう。
順行のときは、さほど深く考えずに「いつものやり方」でこなしてしまうため、無意識でやっていることに気づきにくく、愛についても、あまり考えないかもしれません。
しかし今回のようなすべてが順行の場合は「全惑星が前向きに進む」わけですから、これまで決まらなかったことが決まったり、後回しにしていたことが整理されてサクサク動き出したりするでしょう。
この2-3月は改善すべきことに着手して、片付けることを片付けて、身辺をすっきりさせておきたいときです。
冥王星が水瓶座にやってきた影響で「変えたい気分」が高まっているときですから、その前哨戦として、不要なものを目に見えるレベルから、精神的なものに至るまで、整理しておくと良いのではないかと思います。