1月26日2:55に獅子座の満月です。
冥王星が水瓶座に移動した直後の満月ということで、月の向かいに太陽と共に冥王星がでーんと居座っています。
真夜中の満月で、月だけが丑三つ時の空にぽっかりと輝き、他の星たちはすべて地平の下に沈む……という、まさに自身の開花を感じさせる配置でもありますね。
その満月は、冥王星の本拠地である8ハウスに位置していて、否応なしに「変わっていくこと」を予感させます。
太陽と冥王星は向かいの2ハウスに、そして両者の中間点に木星が位置することから、お金や豊かさのテーマが際立つでしょう。
現在、新NISAのスタートと共に投資マネーが花盛りですが、ますますそのラッシュが続きそうな雰囲気ともいえますね。
木星が牡牛座に位置する、この1年(2023年5月~24年5月)は、そもそもが誰もがお金に対する関心の高まる時期。
みんなが投資すると株価はどんどん上がります。不動産もそうですね。投資の対象として買われることで、どんどん高くなります。
あらゆるものの価値が高まることで利ザヤで儲ける人たちが出現しますが、一方でこれは物価の上昇を後押しするため、投資する余裕がない人たちの生活は苦しくなることにつながります。
冥王星は0か100かという極端さを持っていますが、2ハウスというお金の部屋に位置することで、経済格差として表れやすいでしょう。向かいの月が世の中にそれを映し出すのです。
ある意味、世知辛さもありますが、8ハウスの月は、誰もが生き抜くためにパワーを使う必要があるという配置。強く賢く、世界の新しいルールを身につけて、変容していく必要があるのかもしれません。
獅子座の象徴する自立心、創造性、表現力を使って、生活し、社会で活躍するときです。
8ハウスはビジネスの部屋であり、投資の部屋であり、相続の部屋であり、他者と関わる部屋。そして生き抜く力の部屋。
それらの領域で獅子座的に生きるときだということでもありますね。
冥王星が水瓶座に入りましたが、これからの時代はこの「獅子座-水瓶座軸」が大切です。
それは自分の好きなものを表現しながら、他者と関わることであり、自分らしく生きていくことともいえます。
誰もが自己価値に目覚めていき、そこから多様な生き方を創造していくようなときとなるでしょう。
いかに、自分なりのオタクを極めるのかが大事な満月だと感じます。