自分を愛して成熟させるという、贅沢のきわみ | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

10月から始まった『内なる魔術師の力を目覚めさせて、人生を錬金させるワーク』が、11回まで終わりました。あと1回、ボーナストラックの12回目が冬至の当日の朝にあるので、プログラムにご参加中の方はぜひ、お聴きくださいね。

 

以前にも書きましたが「魔術師」とは水星のことで、それは自然の法則を読み解き、そこに働きかけることで、自然のままでは決して生じることのないものを世界に生み出していく、人間特有の知恵と技術を指しています。

 

社会を作り出し、文化を生み出して、それを進化させていくもの。

 

世界では絶えず、新しい何かが創造され続けていて、人間文明が続く限り、その営みに終わりはありませんよね。そしてその生み出されるスピードは、これから先ますます加速していくでしょう。

 

しかし、これだけ文明が進化していったとしても、なお、世界が平和でひとつになる日はやってこないものです。

 

『自分の内に持つすべてを統合していき、同時に世界と共鳴してひとつになる』という感覚は、最後の星座である魚座のテーマでもありますが、そこに行き着くには、私たちの全員が自分の内側に働きかけていく必要があるからですね。そして、その日はおそらくやってこないし、なることも不自然なのかなとも感じます。

 

 

私たちは基本的に、自身の内にあるものを使って、人生の初期にひとつの人格の構造を作り出します。それは個々の個性が環境、時代、教育によって矯正されたものであり、意識的に働きかけない限りは、この構造が生み出す反応とパターンをくり返すことになるでしょう。

 

その構造ではうまくいかないことが起こると、その構造が作り替えられますが、大抵の場合は構造を簡単に手放そうとはしません。

 

積極的に構造に働きかけるためには、内観を深めて、内なる葛藤を見出し、それを克服しようと努めるパートが必要で、それも相当の時間を要します。

 

錬金術という鉛を金に変える御業をおこなうには、自然の流れに対する意欲的な働きかけが必要不可欠で、それも時間をかけて、繊細で丁寧に、くり返し、粘り強く続けなければ、そう簡単に鉛が金にはならないものです。

 

本当に美味しい野菜や米を収穫するためには、熟練した知恵と技術と時間、手間暇かけて、辛抱強くやることが大切ですが、何事もそのようにやる必要があるといえますね。

 

しかし逆にいうなら、毎日じっくりと時間をかけて、丹精に自分自身を成熟させていくことって、ものすごく贅沢の極みじゃないですか(笑)

 

これぞ、究極の自分を愛するワークだな~と思います。

 

年明けには別のテーマでのワークも考えています。また近日中にそちらもご紹介しますね。