蠍座火星の強烈な力を、どんな風に使うのか? | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

10月12日に火星が蠍座に入ります。11月24日までの40日ほどですが、なかなかに闇深く、強烈な時期となりそうな予感です。

 

というのも、火星は蠍座の副支配星なので、火星のパワーが本領発揮される配置なんですね。

 

加えて10月後半~11月後半は太陽が蠍座を通過するシーズンであり、今年は水星もほぼ同じタイミングで蠍座入りするので、太陽・水星・火星がドーンと揃います。

 

さらに向かいの牡牛座から木星と天王星が、パワーを増幅させようという働きかけがあるので、どのように火星の強いエネルギーを活用するのか?が、とても大事なときといえるでしょう。

 

同じ火星を支配星とする牡羊座がチーター型で、短期で一気にターゲットを征服するようなパワーだとすると、蠍座のほうは強大な圧力と粘り強さで、希少なターゲットを何年かけてでも、虎視眈々としぶとく追い続けて、必ずモノにするという、すっぽん型。

 

「やるぞ!成し遂げるぞ!!」と、心に熱く決めたならば、どこまでも食らいついて、必ず達成させる力を秘めています。

 

それだけに、この力の扱い方を間違えると大変ですね?

 

建設的な活用法としては、どんなに高く超えることが難しい壁でも、絶対に征服するぞ!!という気合いをもって、達成したいことに向けること。

 

監獄からの脱出劇などは、まさにこの力といえますね。

 

そのときに自分を追いこむための動力源として、強烈な欲求、危機感、焦燥感、怒りなどを使うことができます。

 

蠍座は水の星座なので、強い感情が動機づけとなるわけですね。I desire(私は欲する)が、蠍座のキーワード。

 

やるしかない!(でなければ他に生きる道はない)

 

もうイヤだ!ここから出てやる!


あれを手に入れなければ、生きてる価値がない!

 

そういった、ある種の強迫観念は蠍座火星を突き動かすパワーとなるでしょう。

 

 

危険なのは、こういった感情を建設的な方向に使えないときですね。

 

欲求、危機感、焦燥感、怒りを、自分の人生を突き動かし、変化させるために使わないのであれば、それは環境の中でくすぶり、悪意のような形で噴出することになります。

 

人を支配する/される、脅す/脅される、嘘をつく/つかれる……エネルギーの向くベクトルが違えども、それは環境の中で悪意として使われていきます。

 

本当は不満があるにも関わらず、それに気づかないフリをするのもそうでしょう。尊敬できない人の文句や悪口を言いながらも、一緒に働き続けたり、自分にとって都合の良いところだけ利用したり、されたりですね。

 

蠍座の毒は相手をあざむくことも、自分を騙すこともしていきます。ひとつずつの嘘やごまかし、欺瞞は些細なものかもしれませんが、それを毎日すこしずつ盛っていくことで、人生がどんどん嘘で固まっていき、本当の望みではないものになっていきます。

 

そんな生き方を続けさせるのも蠍座の力であれば「そんな生き方をやめる!もっと自分を生きる!」というのも蠍座です。

 

ですから、これだけ強く蠍座の星が集まるシーズンを前に、私たちにはそれをどう使うのか?という選択肢があるわけですね。
 

ちなみにこういった感情や強い欲求を「ないもの」とすると、他者からいじめられたり、意地悪されたり、噂されたりすることがあります。あるいは人生を変容させる力を眠らせることになるので、現状がベストだと感じていないにも関わらず、変えることができなくもなるでしょう。

 

強烈な火星の季節、いかが過ごしますか?

 

インスタでもコンパクトにまとめておりますので、よかったら、お読みくださいね。