2023年6月マレーシア滞在記 | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

夏至の直前にマレーシアへ行ってきました。3年ぶりの海外旅行です。ザビエ・ベトコート氏のオーガナイズでおなじみの持田直子さんのご主人がマレーシア在住歴12年!!ということで、おふたりにみっちりとアテンドしてもらって、遊び倒してきました。

 

 

最初に空港から直行で連れていってもらったのが世界遺産の街マラッカ。学生時代にマラッカ王国とかマラッカ海峡とか勉強した記憶があるのですが、いかんせん、それがマレーシアとは結びつかず。

 

東西貿易の中継地であり、豊かな資源があることから、ポルトガルに征服され、オランダの支配下におかれ、イギリスの植民地となった複雑な歴史を持つ街です。

 

 

東西ミックスの街並みはどこを撮ってもフォトジェニックで、教会めぐり、クルーズツアー、カフェめぐり、ナイトマーケットと、観光客が楽しめる仕掛けもたくさんあります。

 

 

暑い日中でも屋根と風とで快適なクルーズツアーはオススメです。

 

 

首都のクアラルンプールではモスクを見学して、イスラミック・アート美術館にも訪れて、イスラム教の歴史や文化を教えてもらいました。

 

 

日本で生活していると、イスラム文化って、周囲にそういう人がいたり、興味をもって自分から学んだり、関わったりしないと、なかなか触れたり知ったりする機会ってないですよね。
 

 

マレーシアは国民の大半がイスラム教であることから、学んで触れるのにとても良い機会となりました。美しい装飾や宗教の価値観や歴史に触れるのは、とても9ハウス的な体験ですね。思想が深まり、宗教の教義から人間の徳性に触れた気がします。

 

 

クアラルンプールから車で3時間のキャメロン・ハイランドにも連れていってもらいました。

 

高速で1時間ほど北上したあと、くねくねとした山道を90分ほど登った山の上にある一大リゾートエリア。

 

 

クアラルンプールとは気温も湿度も違って、涼しくて、クーラーいらず!日本でいえば軽井沢か中禅寺湖みたいな感じでしょうか…。

 

イギリス人がインド人たちを連れてマレーシアにやってきたときに拓いた場所であり、高地で紅茶が栽培されていて、それが一大産業となっています。

 

 

茶畑を見下ろしながらスコーンとお茶を楽しんだり、ナイトマーケットを見学したり。宿もペンション風ですごく可愛い作りでした。

 

 

現地には6日間の滞在だったのですが、毎日すこしずつ異なるマレーシアに触れることができて、すごく楽しかったです。

 

 

すこしだけ占星術的なことを付け足すと、マレーシアには2つの国家記念日があって、1957年8月31日がイギリスから独立した記念日、1963年9月16日がマレーシアという国家が誕生した建国記念日だそうです。


どちらも乙女座というのが興味深く、この国の特徴をよく表しているようにも感じられます。柔軟宮の国って、複数のものが同時に存在するイメージがありますが、人口比の70%がマレー人でムスリム、23%が中国系で中国寺院があり、7%がインド系でインド寺院があります。

 

この3大民族が共に描かれた看板をあちこちで見かけました。

 

 

ユニークで、実に乙女座っぽいシステムだなと思ったのは、各州に王様がいて、国全体の国王は任期5年で交代していくとのこと。世界で唯一の輪番制で国王選出システムです。

 

任期途中でも国王にふさわしくないと他の王たちが判断したら降ろされることがあったり、国王の誕生日で祝日を5年毎に変えるのは合理的でないので、誰が国王であろうと国王誕生日は同じ日に定まっていたりと、柔軟でありながら秩序のしっかりと定まった乙女座的だなと感じた次第です。

 

今年は乙女座の向かいの魚座に土星がやってきているので、いろんな意味での節目となりそうなマレーシアですね。