これから先、次世代の子どもたちが享受するであろう経済状況が、自分たちの世代よりも悪くなるに違いないと、世界中の多くの人たちが予想しているという記事を読んで、まあ、そうだろうなと感じました。
私も思っていますもの。私が20代の頃はまだバブルの名残りがあって、円高も進み、猫も杓子も海外留学、ハワイでお買い物……という時代で、もうあんな感じにはならないだろうと思います。
これから先の経済状況が今よりも悪化するだろうと予想する人の多い国のナンバーワンは、我らが日本……実に82%の人がそう感じているそうです。まあ、そうでしょうね~。
ちなみに日本に続くのは軒並み先進国で、フランス人は78%、イタリア人は76%、カナダ人の75%、スペイン・イギリス・オーストラリア・アメリカの72%が、未来はより悪くなるだろうと感じているそうです。
風の時代は厳しいですね。世界は良くなっていくのではなかったのか?
ちなみに「これから良くなるだろう」が「悪くなる」を上回っている国はわずかしかなく、シンガポールとスウェーデンの人々はそう感じている模様。いいですね。
しかし実際にはそう悲観することもないのかもしれません。というのも、昨年と今年は土星と天王星がスクエアになっていて、水瓶座と牡牛座にあるのですが、この星は私たちの生きることへの不安を掻き立てるのです。いつも以上に病気が心配、お金が心配…という気持ちになりやすいときであり、この星の角度が変わったら、気分も変わるかもしれないですね。
経済状況というのは牡牛座の管轄ですが、財産が増減することで気持ちが揺れるのは、向かいの蠍座と連動しているからですね。水のエレメントは感情に訴えかけます。そしてこの固定サインのコンビネーションは変わらないこと・安定していることに安全性を感じるでしょう。
相次ぐ値上げや急激な為替変動といった、急にガクッと揺れること、そのものがメンタルによろしくありません。テンションは上がりすぎても良くなくて、上がっても下がっても、感情は揺れます。
じゃあ、安定させるカギは?というと、ひとつはカタルシスですよね。
蠍座は水の星座ですから「怖いよ~」「不安だよ~」と、内側で感じているものを言葉にして、しっかりと感じきることで、落ち着きが戻ってきます。
心をごまかして、そこにあるのにないフリをしたり、無視したりすると、いつまでも怖くて不安な状況が長く続くことになるでしょう。
それよりも「今、不安なのだ」と正直に認めて、それがあっても良いのだとゆるし、受け止めることで、激しく感情が揺れたあとに、落ち着きと共に自分自身にしっかりと根付いている感覚がやってきます。
自分に嘘をつかず、内側から湧き起こるものをゆるすことで、愛と信頼も高まりますね。
そしてまた自分ではどうすることもできないことを心配し過ぎないことも大切です。コロナがどうなるか、景気がどうなるか、円安が進み、値上げがどんどん進むかは、自分ではどうしようもできないこと。
私たちにできることは、そんな状況のなかで、どのように暮らし、生きるための選択と行動をするかということだけです。何を買うか、どう時間を使うか、どんな風にアクションを起こすか。
自分から離れすぎず、どうしようもできないことに意識を向け過ぎるよりも、今の目の前の現実のなかで、どんな風に力を使うか、何を大切にしていきたいか、誰とどんな関係を築いていきたいのか、自分をどのように扱うかといった態度に意識を向けていきましょう。
自分の中心から離れないことが、揺れる時代を心地よく生きるためのカギだと感じます。