先日名古屋で2年ぶりのザビエ占星学が開催されました。
この2年間たびたびオンラインで講座してもらっていたのですが、やっぱりリアルで、しかもガッツリと7時間は聴き応えも充分で、濃密に知的刺激が満たされる時間となりました。
基礎講座1日と応用講座の2日間でしたが、土星が魚座に入り、冥王星が水瓶座に入ると、どのようなことが考えられるのかというテーマがみっちりと語られました。これは来年3月に生じるトランジットですが、そこへ向かっていく過去からの流れも合わせて聴けたので、とても興味深かったです。
しかもそこはザビエ占星学ですから、通り一遍の話ではなく、丁寧に12星座がどのように循環して完成していくのかという流れも含めて語られます。
太陽の冒険という観点から、12星座の流れがあり、それが水瓶座において完璧な完成を迎えて、それがまた魚座によって手放されていく……その最後の重要なふたつのサインに土星と冥王星がそれぞれほぼ同時期に移動するということは、とても特別な時期を迎えている感じがしますよね。
土星は29.5年周期でめぐっていますが、ここで魚座に入っていく流れは、1996年に土星が牡羊座に入ってからのひとめぐりが閉じていくものになります。そこではすべてを終わらせていくために片づけなければならないものが浮かび上がってくるときでもありますね。
一方、冥王星のほうは248年周期ですから、水瓶座にやってくるのも約250年ぶりということになります。ある種、冥王星が山羊座に滞在していた期間に高まった権力の偏りと集中が解体されて民衆に戻っていくときかもしれないし、誰もが同じであるという観点からある一定の法則のなかに統率されていくときかもしれないですね。
250年前の冥王星が水瓶座に滞在している期間に天王星が発見されて、フランス革命が起こり、権威が一部の人から人々へという思想が生じ、そして実行されました。
ザビエが何度か繰り返していたことのひとつに「視点が変わる」というものがありますが、水瓶座とその背後にある天王星がもたらす「視点を変える力」は、これまでの常識や価値観が根底からくつがえるようなものでもありますね。
これが生じることによって、私たちの置かれている運命や状況に対する新しい見方や希望がやってくるというのが、とても印象的でした。それも私たちは深いところで全員の根っこがつながっているので、特定の誰かが気づいて、祈って、視点が変わると、それが全体に影響して広がっていくわけです。
自身の小さな視点の変換や内なる浄化が、一族やパートナーシップやグループを変えるかもしれないという考えは、ワクワクするものがありますね。気が付いた人が取り組むことで、世界が変わるかもしれない。
大きな変容の予感と共に、そこに希望が孕んでいることもしみじみと感じた講座となりました。まさにタイトル通りの新時代へのトランジットです。いろいろと楽しみな時期ですね~!!