【満月】2022射手座満月★忙しいときほど、内を観る | ***Walk on the light side

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銀河に煌く星たちのように

2022年6月14日20:51に射手座の満月ですいて座


人出と時間の流れがどんどん加速してきているけれど、どこかで何かが硬直して動かないような、どことなくアンバランスな雰囲気がある満月図です。

 

忙しくて、いろんなことがバタバタとめまぐるしく進んでいくのに対して、身体の一部が追いついていないような。この2年のあいだの、ゆっくりとしたリズムに身体と心が慣れてしまって、たくさんの予定をこなしてはいるものの、思っている以上に疲れたり、どことなく心が置き去りになるようなことが起こりそうです。

 

慌ただしく過ごしながらも、どこか心のなかでは、ぼんやりとしたいような、すこしゆっくりと過ごしたいという気持ちも湧きやすいでしょう。

 

しかし、そう感じていながらも、誘われたり、面白そうなものを見つけたり、やらなきゃいけないことが出てきたりすると、予定をどんどん入れてしまうかもしれません。

 

オンとオフの切り替え、頭の切り替え……しっかりと頭をフル回転させて楽しむ時間と、ゆっくりと心身を休ませて、ひとりで過ごす時間とのメリハリをつけていきたい時期といえそうです。

 


1週間後に夏至がやってきますが、そこまでの時期は春と夏の切り替え地点。季節が変調するタイミングですから、本来ならすこしゆっくりとしながら、英気を養っておきたいときです。

 

しかし射手座と双子座のコンビネーションがそうはさせてくれません。好奇心旺盛かつフットワークの軽いふたつの星が、ノリよく、ほとんど反射的にやること・やりたいことをどんどん増やしてしまいそうです。

 

あちこち出かけたり、人と会ったり、お買い物したり、学びやイベントで盛り上がったりと、楽しい時間がどんどん積み重ねられていくでしょう。

 

短い期間に、あまりにも速く、多くのことが起きていくので、ひとつずつの出来事を深く反芻して味わう時間が減ってしまうかもしれません。

 

そしてまた同時に、忙しく動きまわっている合間には、さまざまな直観と思いつきとがやってくるでしょう。

 

火のサインがもたらすアイデアやひらめきは、一瞬でやってきて、パッとつかまなければ、走り去ってしまいます。ですからそれらをしっかりとキャッチして、見逃さないようにしましょう。

 

やってきたものを、番組のあいだのコマーシャルのように流してしまうことは簡単ですが、それをとらえて、しっかりとつかんで形にすると「成果物」が積み上がっていくでしょう。そしてそれは、これから先行きのヒントにもなり、また満足を与えてもくれるもの。

 

このやってきたアイデアを具現化できるか否かが、ひとつの分岐点であるようにも感じられます。ただの消費者ではなく、クリエイターとして過ごすことが、この時期を充実させるコツといえるでしょう。

 

そのためには自身の内側からやってくる、否定や疑いとの付き合い方も試されそうです。やってきたアイデアやイメージに対して「こんなことをして、何になるの?」「私がやっても、たいしたことないし」という自己批判も起こりやすいときなんですね。

 

その否定は遠い過去の記憶……見てほしかったときに見てもらえなかったこと、楽しんで表現したものが受け入れられなかったことと結びついているかもしれません。そしてそれは無意識からの「誰にも見てもらえない」「愛されるはずがない」というメッセージとして、怖れを刺激するでしょう。

 

それゆえに何かイメージやアイデアがやってきたとしても慎重になって、自分でそれを信じられずに、リリースしてしまうかもしれません。

 

しかし、内からやってくる直観は、自分が本当に表現してみたいことや、ひらいていきたい道につながっているでしょう。

 

そしてそれは、ただやってみるだけでなく「最後までやり通すこと」「育てていくこと」も、大事な要素です。

 

時間にも体力的にも余裕がないと、衝動だけではじめて、すぐ飽きてしまいやすいときです。そのためにもしっかりと心身の元気を養うことが大切です。

 


刺激がたくさんあるので、気持ちがどうしても外を向きやすい時期ですが、内からやってくる直観だけでなく、思いや感情や感覚にも意識を向けておくことが必要なときだと感じます。

 

特にパッと反射的に自分自身を、あるいは自分を投影している誰かを批判してしまうようなときは、自覚している以上に自分に愛とケアが必要かもしれません。

 

忙しくて時間がないからと後回しにしないで、優先順位を高めに、自分の心や身体をすこやかにお過ごしください。

 

すぐまもなく、心の土台を整える夏がやってきます。